稲津久の発言 (農林水産委員会)
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○稲津委員 公明党の稲津久でございます。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
早速、通告に従って質問させていただきたいと思いますけれども、質問に入ります前に、今、補正予算、本予算の編成、詰めをやっておりますので、このことを二点だけ触れさせていただきたいと思っているんです。
一つは、今お話のあった稲作農業の体質強化策ということで、これを補正に計上していただいて、特にコスト縮減については具体的に取り組むというお話を伺っております。
そこで、私も、これは、例えば北海道でいうと、青死に米が大量発生したということ、概算金についても価格が非常に低かったということで、これらに対して生産意欲をしっかり持っていただくためには、有効な手を打っていただいたというふうに思っております。
ただ、ここでもう一つ問題になってくるのは、例えば機械の共同利用とか、そういう具体的な話があります。ぜひ、現場に即した、実態に合った取り組みにしていただきたいということ、地方協議会等でもこれから説明があると思うんですけれども、その辺の周知もお願いしたいと思います。
それからもう一つは、農業農村整備事業の予算の関係なんです。これは、これまでも委員会で何回も私は質問させていただいたところなんですけれども、今回も補正予算を見たら、非常にがっかりしました。これは前年度に比べたら四分の一ですから、とても補正なんて言えるような状況じゃない。現場のニーズは相当高いわけですから、ここをきちんと意識した予算編成をしていただきたいというのが強い要請なんです。今、本予算の方がこれから詰めに入っていくというふうに承知しておりますので、ぜひこの辺は反映をさせていただきたい。
これは、御案内のとおり、民主党政権下で六割削減された、現場からも悲鳴のような声が聞こえた。それから自公政権にかわって、随分予算は変わってきたんですけれども、いまだ本予算を見ると回復していないんです。だから、ここは、例えば水田フル活用、担い手対策、さまざまな意味で現場のニーズは高いわけですから、しっかりそうしたことを反映する予算を講じていただきたいということを強く申し上げておきたいと思います。
それでは質問に入らせていただきますけれども、まず最初は、酪農、畜産の現場の生産者が非常に減少しているということについて、特に、乳用牛の飼育農家の減少をどう認識して、どのような対策を講じようとしているかということについてお伺いしていきたいと思います。
酪農家について特に触れておきたいと思うんですけれども、減少には歯どめがかかっておりません。全国的に見ると十年間で約九千戸が減少している。北海道は十年間で千九百戸です。毎年二百戸ずつ減っている。ということは、十年間で一つの町が消失してしまうような危機的状況だということ、これにまず触れておきたいと思うんです。
では、原因は何なのか。これは、例えば将来が見通せないとか、頭数や生産量をふやすという意欲がどうしても弱まってしまう、それから、これは切実な声ですけれども、自分の子供に事業継承するということが非常に心配だ、極端な言葉で言うと、危険な橋を子供に渡らせたくない、こういう声も聞こえてくるという現実です。
その理由というのは、これは単純に言うと、所得が減っているということ、それから規模拡大の投資を控えているということがあると思うんですけれども、何よりも、先ほども触れておられましたけれども、餌代が非常に高どまりしている。輸入配合飼料、二年連続で一割ずつぐらい上がってきている。
では、牛乳は現場でどうなっているかというと、例えば、スーパーなんかではもう安売り商品の目玉になっている。何で、ペットボトルの水と牛乳と比べたら水の方が高いのか。これはもう生産者からしたらたまった話じゃない。
これは大臣にお伺いしたいと思いますけれども、こうした乳用牛の飼育農家の減少をどのように認識されて、具体的にどのような対策を講じようとしているのか、このことをまずお伺いしておきたいと思います。