比嘉奈津美の発言 (沖縄及び北方問題に関する特別委員会)

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○比嘉委員 沖縄は、戦争、戦火の中でたくさんの方が命を落とされましたが、実は、戦中戦後、マラリア、フィラリア、そういう感染症でもたくさんの方々が命を落としてまいりました。それを、公衆衛生の環境整備を徹底し、長寿県を構築してきた歴史がございます。
 そしてまた、米軍統治下の中で、現在の県立中部病院というところがございます。その中部病院は、ハワイ大学と医療の提携、連携をして、最新の医療技術を導入しておりました。本土からも多くのインターンの医者の先生方が中部病院で勉強をして、あらゆる最新の医学というものが沖縄から発信されたという歴史もございます。
 沖縄は、発展途上国へのこれからの指導、また最新医療への取り組みを誇れる拠点であると私は考えております。日本は、アジアをリードしていく立場として、このような医療を通して大きく貢献するべきだと考えております。
 私自身、実は、歯科医師として離島医療を二年行い、また、カンボジアに単身で乗り込み、子供たちの歯を治療するということも行ってまいりました。沖縄は、地理的にも、歴史的にも、心情的にも、世界の人々の健康であったり幸せのために発信する要素がたくさんあると思います。医療の観点からの沖縄の振興を非常に期待したいと思います。
 しかし、この望ましい環境とは裏腹に、実は、現実は、沖縄北部、離島を含む圏域では、医師不足、特に小児科、産婦人科の不足であったり、患者さんの緊急搬送とか、いろいろなことが長年問題になっている事実がございます。
 例えば、最近、北部の伊江島という島がございます。そこに緊急搬送用の新しいちゃんとした船を配備することができるようになりました。今までは、痛い痛いと言う患者さんを漁船に乗せて本島に搬送していたのですが、やっと緊急搬送用の船ができました。しかし、患者さんを本島まで運んできても、この後どこが受け入れてくれるかという非常に厳しい問題がございます。北部の医療がきゅうきゅうなもので、厳しいもので、今度は南部圏の医療にもしわ寄せが出てきているという事実がございます。
 普天間における跡地利用でたくさんの医療人が輩出また育つことで、こういう北部医療の問題、離島の医療の問題が解決して、県民の幸せにつながっていくものだと思います。
 今回の沖縄県駐留軍の改正案で、地権者、沖縄県、国の関係者の皆様がそれぞれの立場から取り組み、跡地利用の円滑な活性化に強く期待するものでございます。
 そしてまた、今、陸の、地上の話をたくさんしてまいりましたが、沖縄県は海に囲まれております。その海は今、有望な海洋資源がたくさん出てきております。
 沖縄県の伊平屋の東側に、海底熱水鉱床といって、金、銀、銅を含むたくさんの資源が海底に眠っているだろうと言われて、この資源開発。そしてまた、沖縄県の亜熱帯の豊かな生物資源から、あらゆるものをまたつくっていける可能性が出てきております。例えば、乳がんの手術に使う薬は、海底の中の海綿からとったものが今使われているということでございます。地上の資源はとり尽くした感があって、海にこれから求めていくことがたくさんあります。
 沖縄県のそういう海の開発というものもまた皆様のお力をかりて進めていきたいものだなとつくづく考えるところでございますが、今回の法改正の法案は大臣におかれまして強い思いがあるかと思いますが、一言いただけますでしょうか。

発言情報

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発言者: 比嘉奈津美

speaker_id: 11252

日付: 2015-03-20

院: 衆議院

会議名: 沖縄及び北方問題に関する特別委員会