岸田文雄の発言 (外務委員会)
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○岸田国務大臣 先ほども官房長の答弁の中にありましたが、在ハンブルク総領事館につきましては、平成二十一年に一度廃止するという決定をいたしました。そして、その後廃止をされたわけですが、今回、再び総領事館へ格上げするお願いをしております理由としましては、まずは、基本的には、時代の変化、我々の想定以上に激しく動いているということなのだと思います。
理由の一つとして、国際海洋法裁判所の重要性を挙げました。この国際海洋法裁判所、これは従来から重大な役割を担ってきたとは認識しておりましたが、特に近年大きな注目を集めています。そして、特に注目を集めたのは、平成二十五年にフィリピンが中国を相手取って開始した仲裁手続において同裁判所長が仲裁人を任命するなど、この重要性が世界的にも注目を集めました。
昨年、安倍総理もシャングリラ・ダイアログの中で海洋における法の支配の重要性を訴え、多くの国々から評価をされたところであります。我が国の外交の取り組みの一つの重要なポイントとして、法の支配、海洋における法の支配、こういった取り組みがありますが、今後、国際情勢の変化も考えますときに、こうした議論はますます重要になってくると考えます。
こうした国際海洋法裁判所、特に近年大きく注目を集めてきた、これに対する日本としてのしっかりとした対応を考えなければいけない、これが一つ、理由として挙げているところであります。
そして、加えて、先ほど申し上げました経済的な活動を支えるための役割、過去四年間で千人を超える在留邦人や駐在員数の増加が見られることに対するニーズの高まり、これに対応したということであります。
いずれにしましても、できるだけ中長期的なしっかりとした見方を大事にしながら、こういった問題は考えていくべきだと考えます。