岸田文雄の発言 (外務委員会)
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○岸田国務大臣 積極的平和主義とは何かという御質問ですが、国際的な安全保障環境の変化が指摘をされています。テロの脅威ですとか、さらには大量破壊兵器、弾道ミサイルといった技術の拡散ですとか、また、宇宙、サイバー、こうした新しい脅威も指摘をされています。
こうした状況を見るときに、今や脅威は容易に国境を越えてくる時代になった、どの国であっても一国のみでは自国の平和と安定を守ることができない時代になってきた、こうした認識が広がりつつあります。自国の平和と安定を守るためには、アジア太平洋地域、さらには国際社会、世界の平和と安定を確保することが必要になってきている、こういった認識が広まっています。
このため、我が国としましても、地域の、そして世界の平和と安定及び繁栄のために、これまで以上に積極的に貢献していきたいという考え方、これが積極的平和主義の基本理念であると考えています。
そして、この積極的平和主義の具体的な中身としては、今御議論いただいておりますエネルギー、環境問題への対応も含まれますし、また、人道支援など人間の安全保障の促進ですとか、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ、あるいは開発援助協力、軍縮・不拡散の推進、海洋安全の保障、法の支配の強化、女性の権利を含む人権の擁護、こうしたさまざまなグローバルな課題に対するあらゆる外交努力がこの積極的平和主義の中には含まれると認識をしております。