吉良州司の発言 (外務委員会)

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○吉良委員 大臣の御答弁の中で、冒頭、強調して、懸念だというお話がございました。私も、民主党政権時代に外務大臣政務官と副大臣をやっておりましたので、そのときは決して脅威という言葉は使いません。あくまでも懸念であり、潜在的なということでありますけれども、私自身は、きょう、全体のトーンの中で、潜在的な脅威になる可能性があると冒頭申し上げました。脅威という言葉をあえて使いましたけれども、全体のトーンとしては、中国ともっと友好関係を築いていくべきだというトーンで話をしたいと思っておりますので、あえて今、野党の立場で脅威という言葉を使わせてもらったことは御了解いただきたいというふうに思います。
 その上で、答弁はないかと思っていましたけれども、いろいろな数字についても答弁をいただきました。今大臣からもございましたように、皆さんのお手元にも、国会図書館調べということで、「第二次世界大戦における戦死者数」、右の方に出典を書いております。ということで、本当に想像を絶するような犠牲者を出した悲惨な大戦であったというふうに言えると思います。
 その中で、きょう特に話題にしております中国について、前回も申し上げましたけれども、あの第二次大戦が終わるころ、終わった直後というのは、米国と英国を除いてほとんど政府というものが壊滅状態にあったので、正確な数字をなかなかつかめなかった。特に、犠牲者が一番多かったと言われているソ連、中国においては、その中でも特に犠牲者数を把握するのは難しい。それだけに大きな幅があるということは、私自身も十分承知をしております。
 ただ、その上で、私自身が調べたところの数字をあえて披露させていただきますと、お手元の数字にありますとおり、中国においては、軍人及び民間人を合わせて、死者だけではなくて死傷者約三千五百万人という数字が出ております。
 必ずしもこの道の専門家ではないんですが、元東京大学教授の坂井栄八郎先生という方が、平成二年の学士会の会報、論文の中で、極めて具体的な数字を挙げております。それは、中国においては、軍人、将兵六百四十万人、民間人五百四十万人、合計すると一千百八十万人になるわけですけれども、これだけの犠牲者を出したというふうに論文の中で発表されております。
 繰り返しますけれども、幅があるんだろうとは思いますけれども、ある種それだけ大きな犠牲者がいたということは推定できるというふうに思っています。
 岸田大臣、いま一度、中国にこれだけの犠牲を強いたということについて、大臣の見解をお聞きしたいと思います。

発言情報

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発言者: 吉良州司

speaker_id: 8998

日付: 2015-05-15

院: 衆議院

会議名: 外務委員会