玉城デニーの発言 (外務委員会)

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○玉城委員 生活の党と山本太郎となかまたち、玉城デニーです。
 きょうは、安倍総理の米国議会での演説に関する内容から質問をさせていただきたいと思いますが、先ほど各委員から、この総理の米国上下両院合同会議における演説について、非常にさまざまな、評価と申しますか意見が述べられていることと思います。
 私も、実は、その演説をテレビを通して聞き、さらに、その演説の全文をダウンロードして、もう一度、さまざまな、コンテクストといいますか文脈でどのようなことが語られているのかということを拝見させていただきました。私が率直に思うのは、非常に饒舌な内容でありながら、しかし、さまざまな問題が露見された演説ではなかったかなというふうに思うわけです。
 例えば、第二次大戦のメモリアルを訪れた場面を語っているシーンがありますが、「幸福な人生を送っただろうアメリカの若者の、痛み、悲しみが宿っている。家族への愛も。」というふうなくだり、あるいは、「私はアメリカの若者の、失われた夢、未来を思いました。 歴史とは実に取り返しのつかない、苛烈なものです。」というくだり、「先の戦争に斃れた米国の人々の魂に、深い一礼を捧げます。とこしえの、哀悼を捧げます。」というくだりは、非常に胸に迫るものがあるなということを感じます。
 そして、「アメリカと戦後日本」については、さきの大戦に対する痛切な反省を胸に、歩みを刻んだ。みずからの行いが、アジア諸国民に苦しみを与えた事実から目を背けてはならない。これらの点についての思いは、歴代総理と全く変わるものではない。アジアの発展にどこまでも寄与し、地域の平和と、繁栄のため、力を惜しんではならない。
 このように、この部分部分を取り上げて見てみますと、非常に、今、我が国がアジアのリーダーとしてしっかりと役割を果たしていくということが総理の考えの中にもおありなのかなというふうにも思います。
 しかし、その一方で、その次のくだりはTPPです。「自由、民主主義、法の支配、私たちが奉じる共通の価値を、世界に広め、根づかせていく」「その営為こそが、TPPにほかなりません。」「単なる経済的利益を超えた、長期的な、安全保障上の大きな意義」「TPPを一緒に成し遂げましょう。」という、さもTPPはもう成立したんだという宣言に等しい論調があるわけですね。
 しかし、まだTPPは結論が出ていないはずです。しかも、与党自民党は、さきの選挙でも、TPP参加表明は反対というポスターを出し、公約を守るということを宣言していらっしゃいました。そのことを考えると、与党の中からこの問題に対して果たしてどのような意見が出ているのかということについては、私はそのことを改めて問いかけてみたいという思いもあります。
 そして、その次は、農業協同組合の仕組みを抜本的に改めるということです。「ただ前だけを見て構造改革を進める。この道のほか、道なし。」
 これも、農協改革を国会に提出する前に、もう演説で述べていらっしゃる。そのことについても、疑義はないのだろうかということです。
 さらに、私が、ここからは質問させていただきたいと思いますが、「日本は豪州、インドと、戦略的な関係を深めました。ASEANの国々や韓国と、多面にわたる協力を深めていきます。 日米同盟を基軸とし、これらの仲間が加わると、私たちの地域は格段に安定します。」そして、戦略的拠点の一つとして期待されるグアム基地整備事業に二十八億ドルまで資金協力を実施すると述べた後で、「アジアの海について、」というくだりがあります。
 「私がいう三つの原則をここで強調させてください。」とおっしゃっています。「第一に、国家が何か主張をするときは、国際法にもとづいてなすこと。第二に、武力や威嚇は、自己の主張のため用いないこと。そして第三に、紛争の解決は、あくまで平和的手段によること。」と言っています。
 このアジアの海、総理がおっしゃる三つの原則は、まるで相手があってその相手に対して述べられているかのような印象を受けますが、この三つの原則についての見解をまず伺いたいと思います。

発言情報

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発言者: 玉城デニー

speaker_id: 24233

日付: 2015-05-15

院: 衆議院

会議名: 外務委員会