大野敬太郎の発言 (外務委員会)
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○大野委員 ありがとうございます。
自由貿易体制は非常に重要な土台となるわけでございます。そして、パイをふやしていく、地球規模でチャンスをふやしていくんだ、こういうことになると思いますので、ぜひとも積極的に進めていただければと思うんです。
一方で、そこの理想、パイをふやしていくという理想に行き着くまでに、結局は、国家間の競争、勝ち負けの話になりますし、一方で、産業界の競争にも、勝ち負けという話にもなってくるわけであります。
それを考えたときに一つ思いつくことがあります。それは何かというと、実は、先般党内でクールジャパンの議論をさせていただいたときに、ハリウッドの映画俳優でマシ・オカさんという方がいらっしゃいます。日本人でありまして、非常にギフテッドでIQが一八〇以上あるという方らしいんですけれども、ブラウン大学を出たという方なんです。
この方の話を聞いてなるほどなと思ったのが、アメリカと日本との比較ということをちょっとおっしゃっていただいたんですが、アメリカは勝てないことを恐れるんだ、日本は負けることを恐れるんだ、そういうざっくりとした違いがあるように思うということをおっしゃっていただいて、ああ、なるほどな、そんな観点があるんだなと思ったんです。
それで、今、自由貿易を考えたときに、結局、チャンスがふえるわけですから、やはり負けることを恐れるよりは勝てないことというのを恐れていかないと、ふえたパイというのはしっかりと享受できないわけでありますので、しっかりと勝つような、国益、つまり、例えば、勝ち負けでいえば、地政学的な観点というのも、当然、経済外交の重要なポイントになってまいりますでしょうし、産業競争力という意味でも、当然、そういった観点が必要でありましょうし、一方で、地方創生という観点でも、当然、国益というのをしっかり考えていかなくちゃいけない、そんなことを思っていますので、またどうぞ御尽力を賜れれば、そんな思いでございます。
その中で、一つ、ドーハ・ラウンド、先ほど大臣もお触れいただきましたけれども、WTO、膠着状態に随分なっているという話でありますが、一つブレークスルーが見えたなというのは、いわゆるITA、情報技術協定、拡大交渉をずっと続けていらっしゃったかと思うんですけれども、これは非常に、物すごく大きな基本的合意を得られたんだなと。
というのは、私、多少報道は出ましたけれども、それほど話題になっていないのは不思議だなと思うんです。これほど大きな交渉が基本的な合意に至ったということで、まだ年末に向けて、詳細な、詰めた交渉というのをやっていかなくちゃいけないんでしょうけれども、これについて改めて触れておきたいと思いまして、きょうは質問させていただきたいと思います。
改めて、この意義とか交渉の経緯とか、あるいは、どんな品目が改めて対象に加わったのか、それから、これによって日本としての経済的な規模、経済効果というのはどんなものなんだろうか、これについてお伺いをさせていただきたいと思います。