篠原孝の発言 (環境委員会)
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○篠原(孝)委員 ぜひ厳しくやっていただきたいと思います。僕は食の安全のところなんか特にきちんとしてもらわなくちゃいけないと思っておるんですけれども、水銀も同じです。安全を確保するためには輸入国側に絶対的な権限があるんだ。
国際的なものになると、いろいろ話し合いし出すと、必ず環境に、僕は環境グループの皆さんなんかとつき合ったりしているんですけれども、ハーモナイズダウンという言葉を覚えておいてください。ハーモナイズ、調和をとる。国際的なものになるとハーモナイズダウンになるんです。ハーモナイズダウン、つまり、基準を緩くする。常にそうなっていってしまう。僕は逆にしなくちゃいけないと思うんです。
BSEについてだって、日本は二十カ月でやっていると、アメリカがぎゃあたらぎゃあたらと言って三十カ月に緩める。BSEは大変なんです。だから、日本が全頭検査したから、二十カ月齢以下だったら絶対発生していない。二十カ月から三十カ月というのも、何万頭も検査して数例あるわけです。だからだめだと言っているのに、アメリカが三十カ月でやっているからとそっちに合わせられて、そしてオープンしてしまっているわけです。とんでもないことだと思います。こういうことばかり日本はしているんですよ。
僕はこういうところは絶対譲っちゃいけない分野だと思いますので、ぜひ、農林水産省だけ、厚生労働省だけがやると何をやっているんだと言われますけれども、環境の分野も、みずからを律していれば相手国に対してやったっていいんです。外国に対してだけ厳しくやるというのはよくないんですけれども、日本がこれだけやっているんだから日本と同じ基準を守ってくれというのは、正々堂々と言っていいんです。それを頭の中に入れておいていただきたいと思います。
それで、こっちの方はいいんですけれども、次に、ちょっとよくない話というか、よくないというのは過去のことですけれども、水俣病はやはり日本の恥だったと思います。かわいそうだと思います。ですけれども、この人たちをちゃんと救済しなきゃいけない。
環境省のお役人の皆さん、聞いていてください。私は、山内豊徳さんという、委員長なんかはおつき合いがあったんじゃないかと思います。立派な局長さんでした。私は、役所は違いますけれども、結構親しく接していただきました。
どういうのかというと、どうでもいい話ですけれども、霞が関の役人、法律の解説なんというのは、自分がつくった法律ですから書きますよね。そうじゃなくて、ちょっと意欲があり過ぎて、物を書く。霞が関で、法律の解説とかいうんじゃなくて、本を出版しているという人たちで、言ったら、山内さんが声をかけられて、霞が関ペンの会というのをつくったんです。現職の役人で本を書いている。
経産省なんかはおおらかな役所で、そういうのを許しているし、文部省なんかにもいたわけですけれども、あんまり黒子に徹してもいなかったんですけれども、そんなことない、発言していこう、発信していこうというので、そして、二カ月に一回ぐらい勉強会をしたりしていました。非常に立派な方でして、私は、ですから、お声がかかればほとんど欠席したことはなく、出ておりました。
この方は水俣病の患者の救済に心血を注がれました。それで、余り言いたくはありませんけれども、真剣に仕事をやり過ぎていて、事務次官になってちゃんとやられる方だったろうと思いましたが、途中で亡くなってしまわれました。非常に気にかけておられたんです。
私は、だから、そういうのがあって今日本はもうだめだというふうに厳しくやっているわけですけれども、やはり過去の救済というのも忘れちゃいけない。こういう立派な法律をつくって、条約をつくって、水俣条約ができて、二つの法律も直して、ほかにも法体制ができ上がっているわけです。ですけれども、認定しないとか、あるいは、本当は水俣病にかかっているんだけれども、かかっているなんて言って認定されたりするといろいろ差別待遇を受けたりするから黙っているとか、こういう人がいっぱいいるわけです。こういうのには救いの手を差し伸べなければいけないと思う。悪いことをしたりしてちょろまかしているところには厳しく接しなくちゃいけませんけれども。
この実態というのはどうなっているんでしょう。これは余り追及したりはしませんけれども、こうやってちゃんとやっているんだ、これからもちゃんとやっていくということを御答弁いただきたいと思います。