上月豊久の発言 (議院運営委員会新たな国立公文書館に関する小委員会)

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○上月政府参考人 外務省の官房長、上月でございます。よろしくお願い申し上げます。
 今、お手元にクリップでとめた四点の資料がございまして、そのうちの、一番最初に写真がついている資料をごらんいただけますでしょうか。これが、先日お訪ねいただきました外務省外交史料館の正面から撮った写真でございます。
 最初に、沿革について御説明いたします。
 外交史料館は昭和四十六年に開館いたしました。外務省の歴史公文書を保存し、国民の利用に供してきております。
 平成二十三年に、公文書管理法によりまして、外交史料館は特定歴史公文書等を扱う国立公文書館等に位置づけられました。我が国の外交に係る史料の保存、公開、利用等、外交に特化した公文書館としてこれまで役割を果たしてまいりました。
 利用案内が書いてございまして、月曜日から金曜日十時から十七時半で、土日休館となっております。
 活動としましては、史料の閲覧サービス、レファレンス、史料の展示、それから「日本外交文書」の編さん、これが主な四つでございます。
 先日、外交史料館にお立ち寄りいただいたときに見ていただきましたのは史料の展示でございまして、この展示は、お手元の資料にございます小冊子が目録になっておりまして、「常設展示史料目録」というのがございます。
 先日見ていただいたものの写真つきのものでございまして、最初のページに日米修好通商条約、古いものから始まりまして、ナポレオン三世の国書ですとか、日清修好条規、日墨修好通商条約、パリ講和会議の写真ですとか、一連の歴史文書がずっとあるものでございます。こういう形で展示も行っております。
 その次の四番に書いてあります「日本外交文書」の編さんと申しますのは、写真がございますけれども、明治以降の重要な外交文書を所収した「日本外交文書」という本を編さんいたしまして、これはずっと刊行しておりまして、昭和十一年に開始しましたが、これまで外交史料館においてこの作業を継続してきておるというところでございます。
 また、これ以外にも、特別展などもやっておりまして、お手元のもう一つの小冊子が、「日本とペルシャ・イラン」という特別展示会でございます。このような形で、常設展示のほか、在京外国大使館と共同で展示会や講演会の開催なども行ってきております。
 このような形で貴重な外交分野の史料を一般に供覧するとともに、諸外国との友好協力関係を強化するためにも活用しているところでございます。
 また、資料で御紹介しました史料の閲覧サービス、レファレンスでは一体どういうものを皆さんにお見せしているかという点でございます。
 どういう史料があるかということについては全部閲覧可能なのでございますけれども、その中身につきましては、戦前期のものは原則公開としております。ただ、戦後期のものについては、現行の外交政策と密接不可分なものや、国の安全、他国との信頼関係や交渉上不利益を及ぼすような機微な外交史料も数多く存在しておりまして、終戦から講和に至る時期の他国とのやりとりといったことも、今回、七十周年の中でいろいろ話題になってくると思っております。
 こういった中で、目録は全て公開しておりますけれども、戦後のものについては、個別の史料を全部一般の利用者の閲覧に供するかどうかについては、現在の外交交渉に支障がないか、国益を損なうことがないか、また、外交政策との整合性を確保する等の観点から、外務省では、担当部局が内容をあらかじめ精査した上で、必要な場合には関連箇所にマスキングする等の作業をした上で供する、そういう作業をしているところでございます。
 全体として、このような形での作業については積極的に進めておりますし、また、先ほど宮内庁の方からも御指摘ございました、仮に新たな国立公文書館が設立されて、我が国の基本的な歴史をたどる展示が行われるようなことになった場合には、従来より外交史料館等で展示している重要な条約書等について、歴史を振り返る上で重要な資料でございますので、これを提供することは国民にとって大変に有意義だと思いますので、そういうことになりました場合には、喜んで協力させていただきたいと思っております。
 簡単でございますが、以上でございます。

発言情報

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発言者: 上月豊久

speaker_id: 3820

日付: 2015-07-30

院: 衆議院

会議名: 議院運営委員会新たな国立公文書館に関する小委員会