三原朝彦の発言 (経済産業委員会)

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○三原委員 戦後の我が国の経済再生は、それこそあの当時の通産省の若手官僚たちが傾斜生産方式なんて言って、まず電力と鉄から始めて、造船だ自動車だ家電だと、うまくやってきたんです。それは、私が見るに、既に、まねするといいますか、先に行っている西欧社会があったんですね。それに追いつくためにどうするかということだったんですよ。それは、ある面では難しいけれども、坂の上の雲を追いかけていって、それでいけばいいわけだから、目標があるからできたんです。
 今大臣言われたように、知財なんというのは一番最先端を行っているわけだから、ベンチャー、チャレンジする、挑戦するという気持ちがないと、まずは志がないとだめですよね。失敗するかもわからないというような感じでやっていたんじゃ前に進まない。いつまでたっても二番煎じ。誰かがやったのを模倣して、まねしてやればいいだけのこと。それではやはり我が国が本当に世界でリーディングカントリーになろうということにはならないわけですよね。
 だから、我々一人一人が、実はもう我々は一番前に行っている、先頭を切っている。開発経済の中で、雁行形態といって、カリが飛んでいくときに三角の形で飛ぶんです。一番前は一番風を切るから疲れるんですよ、強いのが行くんだけれども。そうすると、後ろに来たのがまたかわってかわってといくんですけれども、一番先に行こうと思ったら、やはり志が強く、また体力も強いようなことじゃないとだめなわけですよ。それを我が国が求めるのか、やれるのかということがやはり大切だと思う。だからこそ、最初に言ったように、文科省的な物の考えも必要、経産省的な考えも必要、法務省的な考えも必要だ、こう申し上げたんです。
 こんな話をしていましたら、同僚議員の中で、こういうことにすごく考えの深い人が、本まで書いている人が参議院におられて、その方が、三原さん、あなた、いいことを言うと。実は、グーグルが生まれたのもソフトバンクが生まれたのも、そのような考えからアメリカが、ないものをつくり出すというのでやり始めたんだよと。特に、IT関係のハードもソフトも基本はみんなアメリカでしょう。アメリカがそういうことに対してチャレンジ精神があったからですよ。失敗してもいい、失敗したらもう一回やればいいじゃないかということでやってきた、こういうことなんですね。
 その中で、大いに私は興味を持ったのは、新しいものを生み出すと、現実にある社会に対してプラスばかりでなくマイナスの効果をもたらすことだってある、しかしそれを乗り越えないと新たな地平線に行けませんよ、こういうことなんですね。検索エンジンのグーグルあたりも、やり始めたときには、もしかしたらそれを悪用する人がいるかもわからない。それでも、やってみて悪いものがあったらそれを消していけばいいだけじゃないか。対応は、何かあったときには、やることの方が社会にとって役立つという決意があればできるんです。こういうことをグーグルがやった。
 一方、日本の企業も、チャレンジを二十年前したんだけれども、そこで、もしマイナスのことがあって訴訟でもあったときには誰が責任を持つ、ではやはりやめておこうというか、やめちゃったというんですよ。そういう物の考え方、意識の変革みたいなものがないと前に進めない、私はこう思うんですよね。
 そういう考え方が、今、日本の産業をリードする経産省の中にあるのかどうか。はい、あります、今から頑張りますと言ってもらいたい。それで今質問しているんですよ。どうでしょうか。

発言情報

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発言者: 三原朝彦

speaker_id: 19445

日付: 2015-06-19

院: 衆議院

会議名: 経済産業委員会