園田博之の発言 (憲法審査会)

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○園田委員 次世代の党の園田博之です。
 我が党は、新しい憲法をつくることを党是としておりまして、少ない人数ながら、いろいろな議論を進めてきております。
 まず、我が党は、憲法改正ではなくて自主憲法制定と称しておりまして、それはなぜかというと、現行憲法は、自分たちが、国民がつくった憲法ではないんだという前提に立っているものですから、自主憲法制定と申し上げておりますが、ただし、現行憲法が既に数十年間日本の中で定着をして、その憲法の中で、日本が、国民主権で、しかも平和国家で、しかも自由と民主主義が守られ発展してきた事実は現実のものでありまして、現行の憲法を無視するということはありません。これからこの場では憲法改正、こう申し上げさせていただきたいと思っております。
 そこで、規定すべき内容についての基本的な考え方を申し上げますが、一つは、国民主権と代表民主制であります。政治権力は国民に由来し、国民は代表者を通じてこれを行使する。国民は、主権の行使に際して、我が国の歴史、伝統、他者、地域共同体及び国家全体の利益に配慮し、成熟した民主主義国家の一員にふさわしい振る舞いを心がける。代表者は、国民からの負託を真摯に受けとめ、運命共同体としての国家、国民全体に対する重い責任を自覚しつつ、国政を行わなければならないということ。
 二つ目に、自由と民主主義の尊重。日本国民は、自由と民主主義を尊重し、この価値を体現する国の体制を堅持する。
 三つ目に、平和主義。日本国民は、恒久の平和を念願して侵略戦争を否認するとともに、国際協調を重視して自国及び国際社会の平和の実現に積極的に貢献する。
 四番目に、個人の自律と相互協力。日本国民は、自律的個人たるべく努めるとともに、自己と同じく他者を尊重し、相互協力の精神をもって共通の困難を克服し、自国及び世界諸国の繁栄に貢献する。
 五つ目に、伝統、文化の継承と発展。日本国民は、日本固有の伝統や文化を継承するとともに、自然との共生及び環境の保全を図り、世界の文化の発展に寄与する。
 以上が基本的な考え方でありまして、先ほど申し上げましたように、現行憲法を根本的に否定しているわけではございません。
 ただ、幾つかの党からも言われましたように、この間、日本が過ごしてきて、新しい課題が幾つか出てきたと思います。そういうことは新たに憲法に加えなければならないのではないか。
 その一つは、非常事態に対応するための方法はどういう方法があるのか。
 もう一つは環境権という問題であります。環境に対して憲法に何らかのことを記さなければならないのではなかろうか。
 それからもう一つは国の財政です。財政についても、これは、ずっと財政を運営する政権あるいは政府はかわってまいりますので、最低限の財政に対する規律を憲法に盛る必要もあるのではなかろうかということ。
 それからもう一つは国と地方との関係で、私はやはり、我が党としても、国からなるべく地方に権限を譲渡して、そして、国でこれから定めなきゃならないことはある程度絞っていって、地方にも権限を与えると同時に、地方の自主性を生かして地方をもっと活性化させるということを考えなければならないんじゃなかろうか。必ずしも道州制のことを申し上げているわけではありませんが、何らかの方法でそのことも憲法に記す必要があるのではなかろうかなどと考えております。
 その他、具体的には幾つかのことは議論されておりまして、例えば、こういうことは他党からは出ませんでしたけれども、侵略戦争はしない、平和国家日本を守るといいながら、現在の国際情勢では、日本の国を守るために、今の憲法で定められた以上のことをやはりどうしてもせざるを得ないのではなかろうか。そのことを憲法に、皆さん方の議論を得て書き記すべきじゃなかろうか。
 例えば、現在の自衛隊のあり方について、専守防衛という枠を定めながらも自衛軍として認めたらどうであろうかなどと意見が出ております。これは必ずしも我が党でまだ決まったことではございませんので、これからいろいろ議論のある中で、皆さん方からも御意見をいただければありがたいと思っております。
 その他にも、具体的に案は幾つか出ておりますが、まだ我が党として固まったものではございませんので、ぜひこの憲法審査会では、なるべく早く、合意できるところから合意をしていって、国民投票の機会を得られるように切にお願いする次第であります。
 以上です。

発言情報

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発言者: 園田博之

speaker_id: 12529

日付: 2015-05-07

院: 衆議院

会議名: 憲法審査会