田中俊一の発言 (原子力問題調査特別委員会)
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○田中政府特別補佐人 原子力の人材をきちっと教育していくというか供給していくというのは極めて大事な問題で、私も、ここに来る前、原子力学会の会長のときも、そういうことについて随分努力してまいりました。
これは、今に始まったことではありませんけれども、各大学の原子力工学関係の学科がほとんどなくなりまして、今御指摘のような臨界実験装置、近畿大学の一ワット、それからKUCAの臨界実験装置とか原子力機構の臨界実験装置とか、幾つかございますけれども、どれも四十年から五十年ぐらいたつような古いものばかりでございます。そういったことで、そういった施設のリプレースも含めまして、人材の育成については相当真剣に、深刻に考えなければいけないというふうに私は申し上げてきました。
今、審査のことについて御質問ですので簡単にお答え申し上げますと、新しい規制基準では、グレーデッドアプローチといいまして、リスクのレベル、一ワット、私もさんざん実験をやりましたけれども、原子炉がとまれば手で扱える、燃料も手で扱っても大丈夫なような炉です。ですから、そういうものに対して発電炉と同じようなことを私どもは要求しておりません。
ただ、書類上は、項目として簡単に、こういった項目については一応、指針、許可のあれがありますから、書類はきちっと書いていただかなきゃいけない。それがなかなか書いていただけないというところで、随分、私どもの担当者が出向いて、手とり足とりと言ったらおかしいですけれども、そういったところまでやって、今のような状況にあります。これは、全体として、我が国の原子力のそういったレベルが先生も含めて下がっているということで、極めて深刻なことであります。
ですから、私が規制の立場で申し上げる、ちょっと超えていることを申し上げているんですけれども、そのことについては、国全体としてぜひお考えいただければ幸いだと思います。