神山洋介の発言 (国土交通委員会)

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○神山(洋)委員 ありがとうございます。
 これ以上具体的なところは、それぞれの都市であるとか、集落という言葉の定義であるとか、ある意味数字も含めた精緻な議論をしていかないと余りいい議論にならないのかなと思いますので、これはまた今後の委員会での質疑を通じて深めさせていただきたいと思っております。
 ただ、今申し上げた居住の誘導ということは、極めてセンシティブな課題でありながら、しかし、これからのコンパクトシティーを形成するということに関しては非常に重要なポイントだと私は思っておりますので、ぜひここは、慎重でありながら力強い対応をしていただきたいなということを要望させていただきます。
 この関連で一つ申し上げたいのは、インフラの老朽化に対しての視点ということをかなり強調されておりました。私もそこは大事な話だと思っておりますし、ここまで議論させていただいた国土のグランドデザインということを考えたときには、当然その背景には、このインフラをどうやって維持管理、補修していくのか、場合によっては、これからの維持管理をある意味では放棄するということも含めていろいろ考えていかなきゃいけないんじゃないかなというふうに思っております。
 その観点で、まず、事例としてこれは紹介をさせていただきたくてきょうは資料を提出させていただきましたが、私の地元の一つの自治体に、神奈川県に秦野市という市がありまして、実は最近、全国の自治体の議員の方々、また職員の方々がかなり視察に来られたり、メディアでも取り上げられているということです。
 公共施設再配置計画というふうに呼ばれていますが、ざっとだけ申し上げれば、この秦野市という町が一斉に、これは秦野だけの話じゃなくて全国的にそうだと思いますが、高度成長期にさまざまなインフラを建設しました。それの更新期がやってきていて、その更新をまともにやろうとするとべらぼうなお金がかかって、それは今後、今ある財政の中で考えればなかなか難しいですよねということが計算上出てきました。では、これからどうしましょうかということで、かれこれ四年、五年前のところでこのペーパーは実はつくられたものです。
 真ん中のあたりに少し箱があって、「方針1」と書いてありますが、基本方針1、2、3、4とあって、1、新しい箱物は建設しない(更新を除く)、2、現在の箱物は優先順位をつけて圧縮をする、3、優先度の低い箱物は売却、賃貸をする、4、箱物は一元的にマネジメントするということで、かなり大胆な政策がとられてきているのかなというふうに思っております。
 左の下の方に「シンボル事業1」というふうにありますが、要は、例えばここでは、公民館と中学校というものを複合化した施設をつくって一個にするんだけれども、そこに複合的な機能を持たせることによって存続を図っていきましょうということなどが行われているという事例です。
 もちろん、これは一自治体の話ですから、国として全体をどうマネジメントしていくのかという話とは若干の違いがあることは承知をしていますが、思考プロセスとして、このままいくと更新期にどれだけの金額がかかるであろうということが想定をされていて、今の財政的な余裕の中でそれが可能なのか不可能なのかということを算定して、可能な範囲の中でどうやってこれから存続可能性を引き出していくのかという観点の中で、いろいろな具体的なアイデアに落とし込んでいくというこのプロセスそのものは、私は非常にいい参考事例とすべきだなと思っていつも実は見ているところです。
 その観点の中から、では国のインフラの老朽化の対策を見ていくとどうなるかということを考えたときに、そもそも、これから我が国は、インフラのメンテナンスコストを恒常的にまたは暦年で幾らかかるときちっと見積もっていて、それに対してどのぐらいの過不足、まあ過はないと思いますが、不足があるということを想定しているのか。それがあって初めて、ではどのぐらい圧縮をしなければならないのかという思考プロセスなんだろうなと思っていて、いろいろお話を伺っているんですが、いまいち、ぱちんとはまる数字なり御説明をいまだにいただくことができていないという状況です。
 今年度予算の中で、インフラ老朽化対策が三千九百五十四億円、地域における対策支援は一兆九百四十七億円という数字も出ておりますが、それぞれがどう積算をされていて、今後どういう形で暦年メンテナンスコストを算定されているのかということに関して、この点を大臣にお伺いさせていただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 神山洋介

speaker_id: 25837

日付: 2015-03-20

院: 衆議院

会議名: 国土交通委員会