古川元久の発言 (財務金融委員会)
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○古川(元)委員 私は、日本の場合は、戦後ずっと一貫して、大きなトレンドは円高方向に来ていた。これが実はある種、外から見れば日本のものはだんだん価値が高くなっていくというように見えてきた。それが言ってみれば目に見えないシールドのようになってきたと思うんですが、逆に円安、急激な円安が進んでくる、そのことによって、外から見ると日本は相当今、大バーゲンじゃないですけれども、どれを見ても安い。だから、物だけじゃなくて、土地だとかいろいろなもの、また企業だとか、そういうものも含めて、どんどんやはりそうしたものが、もう既に入ってきていると思いますし、これからも入っていくんだと思うんですね。
ですから、総理は、その一面のところのいいところばかり見ていますけれども、そうじゃないところというもの、やはりここのところをしっかり見ていく必要があるんじゃないかと私は思うんです。
また、総理、さっき先走って想定問答を読まれたんだと思いますが、ちょっと私の資料の一枚目のところ、世界各国のGDP推移の表を見ていただくと、ドルベースで見ていくと、安倍政権になって以降、一三年、一四年と、日本のドルベースのGDPはがくんと減ってきている、下がってきているんですね。トップファイブで見てみますと、アメリカも中国も、中国は急速な伸びをしています、ドイツ、フランスもそれなりに伸びている。しかし、日本は、総理は景気はよくなったじゃないですかと言いますけれども、外からドルベースで、世界から見る目で見れば、日本経済というのはやはり縮小しているという形で見えるんですね。
総理は、さきの施政方針演説で、世界の真ん中で輝くことができるんだというふうにおっしゃっていますけれども、しかし、ドルベースで見ていくと、何か、だんだん日本経済の規模というものは縮小してきている。隣の中国あたりとの差は、中国はもう十兆ドルを超えているんです、ついこの間抜かれたと思ったら、今はもう倍以上の差をつけられてしまっている。
そういうことを考えますと、世界の真ん中どころか、アジアの中でも周辺へと押しやられてしまっている。ドルベースで見ていく、そうした視点で見ると、それは日本の国内にいれば感じないかもしれませんよ、しかし、総理が世界の真ん中でということを言われるのであれば、世界の真ん中じゃなくて、だんだん端っこに来ているんじゃないですか。どうですか、ここは。