麻生太郎の発言 (財務金融委員会)

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○麻生国務大臣 教育というのは大きいですよ。僕はそう思いますけれどもね。
 やはり、自分のうちで、自営業で八百屋だ魚屋だという商店街は皆閉めたんでしょう。そして楽なところでというので、早い話がスーパーとかコンビニにみんな買われたんでしょうよ。そして皆、自営業をやめてサラリーマンをやったんじゃないの。僕は商店街を見ていて、いつもそう思いますよ。おやじさんたちを見ながら、あんたらは餓鬼の教育を間違えたんだ、だから後継ぎにならないんですよと僕は言い続けていましたので。
 この稼業に入りまして三十年になりますけれども、もうずっと前から同じ話をしていたんですけれども、このごろそういったおやじもだんだん、私より年が上なものですから大体もう近くなってきて、あんたの言ったとおりになった、俺の店もこれで終わると言うから、うん、しゃあないわねという話をするんですけれども。
 僕は、教育というのがすごく大きくて、やはり親は、俺の仕事はいい仕事だと思って堂々としていさえすれば、その背中を見ながら子供は育つんだと思うんだね、さっきのちゃぶ台の話じゃありませんけれども。それがないんですよ。それに比べてサラリーマンは楽そうでいいなという話をみんなしたんですよ。結果的にみんなそれに行ったというのが、僕は非常に大きな風潮としてあったんだと思うんですね。
 ところが、最近は少しそれが変わってきたかな、この数年はそう思わないでもないんです。どんどんどんどんデフレーションなんかになったものだから、ますますそういったものが助長されていった傾向はあるかなと思わないでもありません。
 いずれにしても、デフレで企業を解雇された人たちが、今度は自分でもう一回やるという気になるかですよ。なので、そこのところが、やはり先生、これは教育とか環境とか風潮とかいったものと非常に大きく関係するところです。
 では、日本人にその種の才能がないか。僕はそんなことは全然思わない。アメリカ人よりはるかに、イノベーションをやるとか新しいものを考える才能ははるかにあるように僕は思っているんです。問題は、そのアイデアに、おもしろいじゃないかといって金を投資する、貸すんじゃありませんよ、金を投資する風潮というものがこの国にはなかなか育っていないので、もっと安全パイなものをやっていった方が何となくという話になるから、何となく役人が一番安全だからとかいって、勉強ができたやつばかりが役人になりやがるから話がおかしいんですよ。
 もう少し、ちゃんと自分で仕事をやろうという気になるような風潮というのが、この間、ハーバードの、その今の同じ本を書いた人ですけれども、大学を出て企業に入るのはいいけれども、十年間同じ企業にいるやつは五%ですよと、あの本を読むと。残りの九〇%はやめて、そのうちの約八割は起業していますよ。やめて別の企業に行く人も十何%いるんですけれども、八割は自分で企業を起こすという風潮がやはり一番違うところかな。また、それをやらせるものがあるんだと私は思うので。ただ、問題は、それは金の問題とかいうけれども、金利がこれだけ安くて、ないんですからね。ということは、金の問題だけじゃない。やはり、その気になる本人の意欲の問題が一番問題かな。
 いきなりの質問でしたけれども、そう感じているところです。

発言情報

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発言者: 麻生太郎

speaker_id: 17218

日付: 2015-04-24

院: 衆議院

会議名: 財務金融委員会