石破茂の発言 (地方創生に関する特別委員会)
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○石破国務大臣 それはどうお答えしていいのか、ちょっと逡巡するところでございますが、私も有権者のおかげでこの仕事をやらせていただいてもう三十年目に近くなりますが、いろいろな総理にいろいろなお教えをいただくことがございました。
あるいは、同じ山陰ということもあって、竹下登総理が、ふるさと創生事業のときに、ばらまき、ばらまきという批判がなされたときに、いや、それは違う、みずから考えみずから行う、これで自治体の知恵と力がわかると言われたのは私は強烈に印象に残っておりまして、今回の総合戦略というものもそういうような考えを多分に含むものだと思っております。
また、我々山陰人はそういうところがあるんですが、例えば、竹下総理がよくおっしゃっておられた、島根に生まれ、島根に育ち、やがて島根の土になる。
私ごとでまことに恐縮ですが、私の父親が中央官庁から地方の政府に移りますときに、私は鳥取県人である、貧しくても小さくても鳥取県は我が県である、鳥取に生まれ、鳥取に育ち、鳥取に死ぬのであるといって、そのとおりに生きた父親を私は持っておるのでありますけれども、そういう地方の思いというものは、私は常に政治家の原点として持っていたいというふうに考えております。
田中角栄先生の列島改造論のときに私は高校一年生で、「日本列島改造論」というのは本当に何度も読みました。そのときに、やはり私ども日本海側、当時は、信じられないような話ですが、裏日本という言葉が本当にありましたからね、天気予報できょうの裏日本の天気はと本当にやっていて、あれを聞くたびに、悲しいというか悔しいというか、怨念とは言いませんが、そういうものは持っているわけでございます、もう今は誰もそんなことは知りませんが。
そのときに、せめて同じ競争条件のもとで地域が発展するということは、やはり政治の仕事として必要なことではないだろうかというふうに思っております。そこで狂乱物価とかオイルショックとかいろいろなことがあって、その計画がそのとおりにはなりませんでした。だけれども、同じ競争条件を整えるということは、やはり国家として必要なことではないかと思っております。
いろいろな方にいろいろなお教えをいただきます。最近は、増田寛也先生、これは福田内閣で一緒に仕事もさせていただきました、いろいろなことを御教授いただいております。あるいは島田晴雄先生なんかもそうでありますし、加藤寛先生のお書きになったものにも多くの示唆をいただいておりますが、物事の考え方からいえば、私自身が一番影響を受けているのは田中美知太郎さんではないかなというふうに思っております。