小熊慎司の発言 (地方創生に関する特別委員会)
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○小熊委員 まさにそのとおりなんです。きょうはちょっと距離が遠いんですけれども、でも、中身はちゃんと近くなっていますから。
今私も言おうとしたのは、補助金もそうなんです。滑走路としての補助金というのは、私もありだと思います。でも、今言ったとおり、私も秘書をやって、逆に陳情を受けていて、地方議員になって陳情する側になって、こんなことをしたって決してよくならないなと。補助金が切れれば終わってしまうということの方が、定量的に調べているわけではありませんが、数多く見ています。
今回の地方創生についても、私、地元の首長さんたちとしゃべると、それは政府のことを悪く言っているんじゃないんです、ちょっと将来不安だと言うんですね。その予算がなくなるのであれば手をつけられないと。発想が補助金前提で、その補助金を使ってテークオフしようということでもないわけです。
本来的な補助金のあり方というのは、私は、滑走路で、そこから後は自立していくというのが理想だと思いますし。まあ、本当にできるのは、補助金もなしで最初からやれちゃうというのも必要だと思います。
だから、そういう意味では、過去の補助金というのも、大臣も今いみじくもおっしゃったとおり、切れたら終わってしまうというのも、失敗事例が累々としてあるわけですよ。これはやはりもう一回立ち返って見ていかなきゃいけない。
残念ながら、私の地元の首長さんたちも、補助金が切れたらなくなるから不安だという、まだそういう中央集権志向、お上志向がしみついちゃっているので、こうした意識改革からやらなきゃいけないというふうには思います。
内閣府の出している、東京圏への一極集中に関する論点ペーパーでも、国民意識の改革の観点というところがあるんですが、でも、そういうところは書いていないんですね、国民意識の改革は必要だということで項目は立てているんですけれども。
こうした、他人任せ、他力本願思考というのを変えていくこと、精神的なものというのは非常に難しいですけれども、これはやはりやっていかなきゃいけないですし、今大臣おっしゃったように、「やねだん」みたいなところに行くというのも一つの意識改革にもなってくるというふうに思います。ここが本当に地方創生の、まさに自治体、地域の人たちの発想の転換をまずする、そこから始めないと、いろいろな制度をいじっても、結局は魂は入っていかないなというのは大臣も重々承知だと思います。
そういう意味でも、地方に光をなんということで地方創生じゃなくて、まさに、抽象的な表現なんですけれども、俺たちが光になるんだというところからの意識、言葉遣いからも変えていくというのが私は必要だというふうに思います。
民間での成功例とかというのは、これは官の人たちは情報収集がなかなかできにくいと思うんですよ、官からお金が流れていませんから。ですから、今回この質問立てをしたのは、大臣はこの意識はしっかりしておられるとわかっていましたけれども、情報収集がとりにくいと思うんですね、民間でやっていることですから。こういう民間での成功事例は超有名にならないとわからない。でも、見たら、意外と民間活力でやっていたというのはごろごろあると思うんです。
省庁の方も、自分で補助金を出してから報告書は見ますから、そういうデータはたくさん見ているとは思いますけれども、民間だけで完結してしまっている地方活性化のいろいろな成功事例というのは、意識して集めないとだめだというふうに思いますので、ぜひそういうところの、補助金に頼っていないで成功しているというのを、情報収集にぜひ取り組んでいただきたいなというふうに思っています。
また、この失敗事例もしっかり、今もコンパクトシティーというのに取り組んでいますけれども、ちょうど私も地方議員のときに、富山だ何だと成功事例はあったんですが、思い出してみると、同じころ言われたのは、東北では青森があったんですよ。これも失敗しちゃっているわけですよ。今赤字で大変になっている。やはり、失敗から学ぶということもありますから、しっかりその情報収集というのはやっていかなきゃいけないなというふうに思っています。
時間があれなんで、次に移ります。
地方創生、先ほど民主党の階議員も東日本大震災の中での地方創生を語りました。小泉政務官が復興から地方創生と言ったんですけれども、ちょうど起きた年に、縁があって、元官房副長官の上野公成さんの勉強会に行ったら、阪神・淡路大震災当時の国土事務次官の三井さんという方の勉強会に参加することができて、勉強会が終わった後ちょっと二人きりでお話しする時間があったので聞いたら、とにかく阪神・淡路の成功体験を生かせるものもあるから、これはしっかり勉強して、何かあれば相談に乗りますよ、ただ最大違う点がある、都市の災害と地方の災害だ、復旧復興というけれども、復興どころか復旧に持っていくまでだってこれはなかなか大変だよ、過疎化が進むよということをその当時から三井さんはおっしゃっていました。
結果として、今そうなっています、仙台は別ですけれども。あと、福島県のいわき市も、ちょっと異様な状況なんですが。
原発事故がなくても、三陸とか宮城県のさまざまな周辺町村というのは進んでいます。そういう震災のハンディを負いながら、その中でまた地方創生も果たしていかなきゃいけないという意味では、ほかの災害地でない地域とはポテンシャルの違いが出ています。
そういう意味では、復興政策はありますけれども、まさに地方創生という観点でも人口流出が加速しているわけです、ほかの地域よりは。今、人口減少の中で、進んでいってしまったわけです。これを何とかしっかり捉えていかなきゃいけない。より強く人口流出対策をしないと、ほかの中山間地域とか人口流出地域と同じことをやってもだめだと思うんですね。
復興政策があるじゃないかと。それでももっと深掘りしていかなきゃいけないというふうに思うんですが、大臣、その辺は。ちょっと雑駁なあれですけれども。