勝沼栄明の発言 (農林水産委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○勝沼委員 ありがとうございました。一歩前進といったところではございます。
世界を見てみますと、ノルウェーなど、やはり漁業で成功している国は、しっかり国が漁獲を制限して、今漁業が非常にもうかる職種になっております、若者もどんどん参入してきている、そういった状況がございます。ノルウェーとかの海外の成功事例を全面的にそのまま導入するのは、やはり日本の漁業の状況、そして長い歴史を考えると、大変高いハードルだと思いますし、中国や韓国との暫定水域の歴史とかの問題もございます。しかし、やはり科学的根拠に基づいた合理的な資源管理、そして、今後IQの試験的導入の結果を見ながらと思いますけれども、これを確実に導入して、資源回復の戦略を練り直すのは今が最後のチャンスだと思っております。
浜の伝統、文化を大事にしつつも、丁寧な粘り強い説明を続けていただきまして、漁業者の方々の意識を変えることが何よりも大事です。その意識改革と科学的な海洋資源調査をあわせ、なおかつ日本の国柄に合った資源管理手法の確立は待ったなしだと思っております。
老子の有名な言葉に、飢えた人に魚を与えれば、一日の飢えから救うことができる、しかし魚の釣り方を教えれば、一生の飢えから救うことができるという言葉がありますが、私はそこに一言つけ加えたいと思います。適切な魚の釣り方を教えれば、子の代、孫の代まで飢えから救うことができると。
海洋資源は無限ではありません。また、資源が減ったから管理をするのではなく、資源が減る前に管理をするのが本当の資源管理だと思います。昔はよかったと嘆く漁業者の方に、これからが楽しみだとぜひ言っていただかなければなりません。
本日は、資源管理のみ特出しして質問させていただきましたけれども、水産業はほかにも問題は山積みしておりますし、水産日本の復活はイバラの道と認識しております。しかし、水産日本の復活は、今、私は石巻在住でございますけれども、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた、そういった南三陸沿岸地域の復興のみならず、地方創生に直結する問題でございます。ここは、多少の痛みを伴ってでも、覚悟を持って取り組んでいっていただかねばならないと考えますけれども、最後に、水産日本復活に向けての意気込みをぜひお聞かせください。