福島伸享の発言 (農林水産委員会)

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○福島委員 私は、なぜ問題があるから公選制をやめるかというのは、いまだにわかりません。なぜ公選じゃない方が農業委員の質が上がるかもよくわかりません。
 「農業委員会法の解説」という古い本がありました。これは農林事務官、檜垣徳太郎という人が書いております。昔、事務次官から自民党の参議院議員をされた大御所でございます。この方の本は、「農業委員会設置の基本構想は、これを要約していえば、農業全般に亘る問題を、農民の創意と自主的な協力によつて総合的に解決して行くために、民主的な農民代表機関を地方自治体の組織として設置しようということにある。」私はそのとおりだと思うんですよ。農民の創意と自主的な協力で総合的に解決するための民主的な農民の代表の機関であると。
 今回のこの農業委員会法の改正は、この農水省の大先輩の精神を全部ひっくり返すものなんです。だから、これは農協法以上に大きな改正で、もっと徹底してその理念のところから議論しなきゃならない法案だと私は思うんです。
 あと、何か認定農業者が多い方がいいと言いますけれども、いつも農水省さんは認定農業者を出します。我が茨城県は反逆児が多いから余り認定農業者はおりませんが、三枚目の資料をめくっていただきますと、確かに、佐々木先生の北海道は農業委員に占める認定農業者の割合は八一・四%と高くて、農業委員会の積極的働きかけによる集積面積の割合は二〇・四%と、全国平均より高いですよ。でも、もっと優秀なところがありますね。岸本さんの和歌山県は六八・七%、圧倒的な実績がありますよ。でも、認定農業者は二十四・一%しかいません。我が茨城県は、二七・五%が農業委員の中の認定農業者だけれども、集積の割合は北海道よりも多い二〇・七%。お隣の栃木県は、認定農業者が四一・八%を占めるけれども、集積割合は八・六%。
 つまり、認定農業者がいるかどうかなんというのは関係ないんですよ。農業委員会が機能しているか機能していないかというのは、認定農業者がどうだとか、農業委員が選挙で選ばれているから悪いということではなくて、恐らく因果関係というか、原因とそれに対する対処というのを全くずらしている。間違えているんではなくて、私はあえてずらしているんだと思うんですよ、別の思惑があって。ですから、私は、こうした問題を引き続きしっかり議論していかなきゃならないと思うんです。
 何で認定農業者が多い方が農地利用の適正化が進むのか。そのことを答弁いただけますでしょうか。

発言情報

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発言者: 福島伸享

speaker_id: 12492

日付: 2015-05-21

院: 衆議院

会議名: 農林水産委員会