大西英男の発言 (予算委員会第二分科会)

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○大西(英)分科員 おはようございます。東京第十六区、江戸川区を中心とする選挙区から選出されております大西英男でございます。
 予算分科会のトップバッターを仰せつかって、大変恐縮でございます。
 高市大臣を初め関係者の皆様には、早朝から御参加をいただいて、恐縮しております。
 大臣には、連日予算委員会また総務委員会等々でお疲れでございますから、私のときはお休みいただいても結構ですよと事務的にお伝えをしたんですけれども、早朝からお出ましをいただいて、感激でございます。ありがとうございます。
 今大臣の所管にもございましたように、ことし、我が国にとりましては大きな転換期を迎えているわけでございまして、大臣が御指摘のとおり、ローカルアベノミクス、地方へ日本がよみがえりつつある力をどう及ぼしていくかが一番の政策課題ではないかと思います。
 そんな中で、私ども、真の地方創生、地方が元気になる道というのを誤ってはならないと思っているんですね。
 この委員会の中にはいらっしゃいませんが、ともすると、東京の力をある意味では収奪することによって、税制面でもいろいろこれから論議をしなきゃならない問題がありますが、それによって地方に東京のお金をばらまくことによって豊かになるはずはありません。
 真の地方創生というのは、自立自助によって地方の活力をよみがえらせ、地方の魅力をふやし、そして、地方に住みたいという人たちが、東京一極集中じゃありませんよ、東京なんかへ出ていく人がいなくなるような地方を創設していくことが一番の課題ではないかと思うんですね。
 そうした観点で、今ちょうど八時五分、NHKの朝ドラの「マッサン」が始まっておりまして、私も、家を早く出てしまったので、まだ「マッサン」をきょうは見ていないんですけれども、いよいよ佳境に入ってきました。
 先日、私は、小樽で講演を頼まれまして行った折に、余市も回ってまいりました。そして、あのニッカの工場や何かも見学をさせていただいたんですけれども、何と、あのドラマが始まってから、入場者数が六〇%もふえているというんですね。
 私は酒好きですから、ニッカのミニチュア瓶で今までの歴史をたどるようなお土産が売っているというので、楽しみにして行ったんですよ。そうしたら、もう売り切れでして、ニッカの工場内のお土産物屋は物不足で大変でした。
 そのような形で、NHKの朝ドラが地方で大きな経済的効果を上げているんですね。
 それで、振り返ってみると、私は朝ドラが好きですから、「あまちゃん」、これなんかも、岩手県の久慈市をちょっと調べてみますと、放送が始まって観光客が八六%もふえた、こういうあまちゃん現象があの岩手県をよみがえらせているんですね。
 しかも、タイムリーでしたね。三・一一で東北の人たちが生きる力を失いかけていたとき、そして、あすへの希望を迷っていたときですね。それが、あのあまちゃんが見事に立ち直ることによって、岩手県、東北に、震災を乗り越えて頑張ろうという勇気を与えてくれたし、その姿を見た日本全国民は、さらに日本のあしたへの大きな希望を持ったわけでございまして、私は朝ドラの効果をつくづく感じます。
 さらに、「八重の桜」ですね。あれは、ちょうど三・一一の後ですよ。
 会津という国は、私は半分会津の血が入っているんですよ。うちの父は、会津でも、福島のチベットと言われる只見の出身で、そして師範学校を出て東京の小学校で教えているときに、母との間で淡い恋が生まれて東京に定着をしたという血が流れているんですね。
 会津の歴史を振り返ってみると、悲惨ですよ。いわれのなき賊軍として、会津の人たちは塗炭の苦しみを強いられたんですね。最も勤王家であった松平容保公が逆賊とされた。あの歴史の非情さというのをつくづく感じます。斗南藩に移されて、そして明治維新後も、会津は、さまざまの差別を受けながら見事にそれを乗り越えて今日頑張ってきているわけでございまして、会津出身の八重が、そうした境涯にも負けずに、そして当時、彼女は、キリスト教というのはなかなか日本では定着をしていませんでしたが、その志を立てるために、新島襄と二人で力を合わせて、キリスト教の普及や同志社大学の創立のために努力をなさったわけですね。
 こうしたさまざまな、テレビとはいえこの朝ドラ一つをとってみても、あるいは大河ドラマや何かについても、それぞれの地域で大変な経済的波及効果を及ぼしているわけです。
 ですから、私は、政治家は反省しなきゃいけないと思うんですよ。我々政治家が百の政策、百の演説を打つよりは、テレビドラマ一つが日本の地方をよみがえらせているんですね、日本人に勇気を与えているんですね。
 私は、これは率直に受けとめて、今NHKに対しては、何か会長に対する執拗な批判が繰り広げられていて、本当に木を見て森を見ずのような論議にもう嫌気が差している一人でございますけれども、NHKがこうした公共放送としての使命を果たして日本の行く末に大きな力を与えていることに対して、ドラマをどうふるさと創生に生かしていくか、そしてこうしたNHKという公共放送の使命感を生かしていくために、地方の声をドラマの選択に、来年はどこをやる、もう決まっているんだと思いますけれども、二年後はどこでやる、いや、私たちの地域にはこんなドラマがあるよ、こんなことをぜひ扱ってもらうことが我々の地域を生かすし日本をよみがえらせるよ、そういうような提案を受けとめて、しっかりと方向性ができるような工夫をお願いできないかと思っているんです。
 これは、高市大臣に御質問をすると、また政府の放送への介入だなんて言われるといけませんから、NHKの方からお答えをいただければと思います。

発言情報

speech_id: 118905272X00120150310_007

発言者: 大西英男

speaker_id: 15205

日付: 2015-03-10

院: 衆議院

会議名: 予算委員会第二分科会