2015-09-11
参議院
山本一太
我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会
山本一太の発言 (我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会)
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○山本一太君 二番目のパネルをお見せしたいと思います。
今から十年近く前に、私、自民党の外交部会長をやっていた時代に、日本が敵地攻撃能力というものを果たして持てるものなのか、持てるとしたら、どのくらい時間が掛かって、どのくらいの予算が掛かるかということを分析したことがあります。あれから十年近くたって、相当安全保障環境も変わりましたし、自衛隊の装備とか置かれている状況も変わったわけなんですけれども、改めて敵地攻撃能力に必要な装備というものを整理してみました。
ここで言う弾道ミサイル、これは自衛隊は持っておりませんし、保有する予定もありません。それから、二番目の巡航ミサイル、これは、短距離のミサイルは持っていますけれども、敵地攻撃能力はありません。そして、この三番目の航空機による攻撃、これは一見可能なようなんですけれども、敵の基地を攻撃するときには、相手の基地がどこにあるのか、この位置について正確な情報を把握しなければいけない。これはアメリカの情報収集衛星の協力がなければできないと思います。さらに、例えば航空機が基地に近づくためには、相手の防空網をかいくぐっていかなければいけない。日本の自衛隊にはなかなかそういう能力も装備もないと思います。更に言えば、例えば航空機からミサイルを発射して基地を破壊するというときに、その爆弾とかミサイルが命中するように誘導するレーダーの能力というものも自衛隊は十分に持っていないということですね。
何が言いたいかというと、自衛隊には敵地攻撃能力がないということなんですね。有事の場合、万が一、相手の基地をたたけるかどうかが日本の存亡に関わる、そういう事態になったとしても、自衛隊は自分でその基地を攻撃には行けない、これは日米安保体制の下で米軍にやってもらうしかないと、このことを私たちはしっかりと認識をしておく必要があると思います。
そこで、総理にお伺いしたいと思います。平和安全法制を通じて日米関係を強化すると総理はいつも、何度も答弁でおっしゃっていますが、日米同盟が一〇〇%機能する、このことを内外に示すことが日本の抑止力を高め、日本を攻撃しようとしている国の意図をくじくことになるというお話ですけれども、今の点も踏まえて、日米協力、日米同盟強化の必要性について御説明をいただければと思います。