三好信俊の発言 (環境委員会)
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○政府参考人(三好信俊君) 水銀の大気排出につきましてのこれまでの取組と、これまで規制が講じられていなかった理由でございますけれども、まず、これまでの取組でございますけれども、水銀等につきましては、大気汚染防止法に基づきます有害大気汚染物質対策の中で、有害大気汚染物質に該当する可能性のある物質のうち、優先取組物質として選定をされてきております。これを受けまして、環境中の有害大気汚染物質による健康リスクの低減を図るための指針となる数値として、大気中の水銀蒸気の吸入による長期暴露に係る指針値を設定してきております。また、事業者に、有害大気汚染物質の大気排出状況の把握でございますとか、排出抑制のために必要な措置を講ずることを責務として求めてきているところでございます。
現在の我が国の大気の汚染状況でございますけれども、まず、我が国では大気汚染を防止する観点から従来から厳しいばい煙規制等を講じてきておりまして、その排ガス処理の工程でばいじんに付着するなどしております水銀等は除去をされることから、水銀等の排出抑制についても一定の効果が上がっているものと認識をしております。
その結果、全国のモニタリングの結果によりますと、先ほど申し上げました指針値を大きく下回っておりまして、大気中の水銀濃度は直接吸入することによる健康影響が生じるレベルにはないということが確認されてきておりまして、その点から、これまで水銀等の規制措置を講ずる必要がないとされてきたものでございます。
今般の大気汚染防止法の改正は、先生御質問の過程のとおりでございますけれども、条約に対応するために、新たに環境中を循環する水銀量を削減するために大気排出規制が求められていることを受けまして、所要の措置を講ずるというものでございます。