尾崎裕の発言 (経済産業委員会)
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○参考人(尾崎裕君) 御質問ありがとうございます。
日本のガス事業の一番の特徴として、やはりガス供給者がお客様の器具、お客様の設備でありますいわゆる内管という建物の中にあるガスパイプ、それから、その先につながっていますガス器具、これは全てではありませんけれども、それに対しても一応保安の責任を負っているという、そういうことが先ほどの図にもありましたように欧米と違うところでありまして、結果として、事故率でいいますと、約一桁、十分の一ぐらい欧米よりも少ないという統計が出ているところです。
今やっていますガス事業者としましては、これは是非維持したい、維持しなきゃいけないというふうに思っていまして、そういうために、今後想定されます自由化並びに法的分離のときも、そういう企業間又はいわゆる部門間の壁を乗り越えてお互いに一緒に働けるそういう環境をつくる、それから情報の交換を円滑にしていくという、そういうことが必要だというふうに思います。
そのためには、多分そういう複数の部門又は会社のガバナンスをどうするかというのは今後の制度の設計の中で考えていかなきゃいけない。それは、平常時、常に日常的に点検するときにどういう役割分担をするのか、それから、何か起こったときにどういう役割分担をするのかということを取決めしなきゃいけないと。
それからさらに、緊急時、この緊急時には一応導管事業者が出動するということになりますけれども、その後どうするんだということも決めなきゃいけないと。だから、ガバナンスを決めていかなきゃいけない。
それから、そういう体制を取ることによって当然コストが掛かるわけですけれども、そのコスト負担もどういうふうに切り分けていくのかということも決めていかなきゃいけないというふうに思います。
今は一つの会社が全て見ていますので、そういうところはもちろん全てまとめてどうだという評価をしているんですけれども、今後切り分けていくと、やはりガバナンスとコストというのをきちっと機能する形で、しかも抜け漏れがないような、そういう形で制度をつくっていかなきゃいけないというふうに思います。それは、我々としてもしっかりと考えてやっていきたいというふうに思っています。
以上です。