菅原郁郎の発言 (経済産業委員会)
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○政府参考人(菅原郁郎君) 委員御指摘のとおり、憲法上保障されております職業選択の自由、これは最大限尊重する必要があることについては言うまでもないことであると承知しております。
このため、今回の不正競争防止法の改正案におきましては、営業秘密侵害罪の罰金額の引上げなどの措置を講じる一方で、処罰される侵害行為のうち転職に関連するものにつきましては、従前同様、転職前に転職先への営業秘密漏えいを約束した場合に限定することとしてございます。これについては一切変更がございません。
また、法律改正事項ではございませんけれども、営業秘密管理指針を本年一月に改定いたしまして、営業秘密の具体的範囲に関しまして、企業固有の情報であって、かつ一般的な情報と合理的に区別され管理されたもののみが営業秘密として保護されることをこの指針の中において明確化しているところでございます。この結果、委員も御指摘しました、転職に当たって重要となる労働者のスキルや記憶そのものは営業秘密に該当しないことが明確になったというふうに考えております。
さらに、こういったことが周知されるということが非常に重要でございまして、今後、全国の知財総合支援窓口や営業秘密一一〇番で無料の相談を受け付けるほか、弁護士、弁理士等の専門家や企業実務者を対象とする説明会を全国各地で開催するなど普及啓発活動をしっかりと行いまして、労働者の転職に不当な支障が生じないよう努力していきたいというふうに考えてございます。