足立信也の発言 (厚生労働委員会)
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○足立信也君 その準備金の残高等もやっぱり今回の全面総報酬割という大きな根拠だろうと思います。
資料一を御覧ください。
先ほど来申し上げていますが、医療保険制度は私はもう空洞化していると思います。その空洞化という理由は、よく言われる未加入あるいは未納付のこと、そしてもう一つは、先ほどからずっと申し上げている再分配機能、この二つが混在しているからだと思っています。
この資料の一番右側にほかの保険制度への移転というのが、そのパーセンテージが書かれております。協会けんぽは四三・五%が他制度に使われている、組合健保は四四・二%、国保は二〇%、こういうふうになっている。ほぼ、本来リスクの分散である保険機能の部分と再分配の機能がもう半々なんですよ、こういう事態になっている。
それから、未納、未加入については、公共事業労務費調査二〇一二年によりますと、建設事業者全体の一一%が健康保険に未加入である、労働者の四割がいずれの保険にも未加入であるということです。
再分配については、総報酬割を導入するということは、社会保険料のところの税の性格を一層高めるわけですね、収入に応じた負担というふうになっていくわけで、税金をこの保険料で一千七百億円肩代わりという批判につながっているわけです。
私たちは、経済的弱者である高齢者を年齢で区切って現役からの拠出を求める、だから保険の当事者間にあつれきを生じているんだということを考えて、そして、先ほどセットでと言いましたが、我々は、二段階の後期高齢者医療制度の廃止と総報酬割をセットでやって被用者保険を一元化しようとしたわけです。
そもそも、他の保険制度に事業主が負担をするというのは、私はおかしいと思いますよ。自分の被雇用者が入っている保険制度以外の制度に事業主が負担をする、これは非常におかしな話だと思います。もう次の段階の、私個人の考えですけど、次のステップの話をしています。
そこで、再分配機能のために総報酬割を入れるのは、先ほど言いましたように、税としての性格をより強めているわけです。本来の保険であるリスクの分散というものとは違うわけですよ。これ、分離して国民の皆さんに負担してもらうという考え方を取らないと、私は持続可能性は非常に低いと思っていますが、この考え方についていかがでしょう。