中野麻美の発言 (厚生労働委員会)
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○参考人(中野麻美君) ありがとうございます。
まず、正規、非正規という言葉の概念というのは、身分化された固定的な格差の下に置かれた身分として社会的にそのような言葉で呼ばれていると。ですから、法的にそれを定義付けてしまうということへの懸念というのがかなりあります。
なぜ非正規であるのかと。これは契約によってきちんと特質付けられるべきであって、雇用の原則に対して例外的に有期の定めを置く、それから短時間である、そして間接雇用であると、こういう契約上の特徴の一つ又は複数の組合せによって成り立っていると。日本の制度の場合に最も決定的であるのは、この定義規定が定義のまま置かれていて、この定義を逸脱した形態については例えば期間の定めのない雇用とみなすとか、そういった法的な効果が付与されていないと。だから、身分から契約へじゃなくて、契約から身分へという、そういったことになってしまうという欠陥があるんだと思います。
ですから、日本の法制度というのをやはりそういった観点から、本来的な契約上の特殊性というところから見るということが必要なんだと思います。