中野麻美の発言 (厚生労働委員会)

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○参考人(中野麻美君) ありがとうございます。
 先ほど質問がありました人材活用の枠組みというのがまず一番その問題を凝縮して表現していることではないのかというふうに思います。
 やはり性別による格差というのは、家族的責任を負っているとか妊娠、出産の機能を負っているということがベースになっておりますし、障害を理由とする差別、格差というのは、そういったハードな働き方に付いていけるのかどうかというような、そういうことに関連して生じてくるハンディになるわけですね。
 こういった問題というのを、正規と非正規の格差をどう縮めていくのかというキーワードとして合理性というワードがあり、その中に人材活用の枠組みというのが埋め込まれているんですが、このワードを差別を撤廃していくという基本的な考え方に基づいて検証していくと。
 検証のツールというのが私は三つあると思います。一つは職務評価の観点です。価値評価ですね。それからもう一つは、間接的に、これはダイレクトに障害とか性別だとかを掲げてはいないけれども、基準にはなっていないけれども、間接的にそういうものを持っている人たちを不利に扱ってしまうと、そういう基準ではないのかと。それから合理的配慮というのがありますよね。これは、転勤というのが必ずしも不可欠なものでないとすれば、ある一時期やはり合理的に配慮をして人を育てていくというような、そういった配慮が欠如しているというのが言ってみれば排除につながるのではないかと。したがって、それは差別ではないのかというような考え方があるわけで、そういった観点で、一つ一つの基準というものの合理性をやっぱり問うていくというか、それを明らかにしていくという作業が必要なのではないかと思います。
 ですから、法制化をする場合には、労使が協議をしながらそういったものを可視化していくという、そういう職場での取組が不可欠なんだと思います。

発言情報

speech_id: 118914260X02620150819_047

発言者: 中野麻美

speaker_id: 26658

日付: 2015-08-19

院: 参議院

会議名: 厚生労働委員会