湯崎英彦の発言 (国の統治機構に関する調査会)

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○参考人(湯崎英彦君) まず、合併の評価ですけれども、広島県では八十幾つか市町村があったのが二十三になりまして、最も進んだところの一つですが、我々としては、やはりこれはやってよかったというふうに思っております。
 一つは、もちろん合併なかりせばというパラレルワールドがないので分からない部分はあるわけですが、やはり現実の今の財政の状況であるとか、あるいは様々提供しなければいけないサービスの複雑性であるとかということを考えた場合に、先ほどの許容性とも絡みますけれども、旧来の非常に小さい町村の単位では難しかったであろうというふうに認識をしております。しかしながら、合併によって非常に地理的、空間的な範囲が拡大をしたことによりまして、従来の非常に密着をした行政というのが難しくなっている側面は確かにあろうかというふうに思いますし、それは行財政改革という観点から機能を中心に集約してきたということから、役所が物理的にも遠くなったというような、そういうようなこともあろうかというふうに思っております。
 広島では、同時に市町に対する分権も非常に進めまして、権限を特例条例でかなり落としてきたわけですけれども、それの受皿になって、そして様々な、特に住民に直接提供するようなサービスというものが向上したということでもプラスにはなっていたのかなというふうに思います。ですから、そういう部分を維持しながら、今の周辺部分であるとか、あるいはいまだにやはり受け切れない権限というのもありまして、それは非常に技術的に高度であるとか、あるいは頻度が低いのでノウハウがたまらないというようなもの、こういったものを共同処理するとか、あるいは県にもう一回引き揚げるとかというような処理をしながら、できるだけこの今の合併による能力の拡大というところを活用して分権を進めていくというのが大きな課題じゃないかなというふうに考えています。

発言情報

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発言者: 湯崎英彦

speaker_id: 29022

日付: 2015-04-15

院: 参議院

会議名: 国の統治機構に関する調査会