湯崎英彦の発言 (国の統治機構に関する調査会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○参考人(湯崎英彦君) ここは予算面からこういうふうに出させていただいていますけれども、日々の業務からいっても、我々の仕事というのは非常に国から指示をされたことというのが多くありまして、これは最近、法技術的に地方自治法との関係なんかで、例えば、何とか計画を国が作って、地方が更に地方の計画を作ると。今は作ることができるというふうに規定がされてあるんですが、実情は、それは作らなければならないというふうなことになっていまして、そこにまた予算がひも付いたりするわけですね。年間もう何十という計画を作らなければいけない。そこにもう事実上たくさんの人を張り付けなければならない。
 さらに、条例もほとんどが、法律を受けて作る条例というものが相当な数ありまして、法律が変わるたびに項ずれを起こして、項ずれのたびに条例を変えなければいけない、そのために莫大な事務を庁内で行うと。本当にばからしい全く意味がないことなんですけれども、そういうものを、もう莫大な作業をしています。
 子育てなんかも我々は本当にもっと積極的にやりたいんですけれども、先ほど神野先生の資料にもありましたけれども、サービスの提供の量が低いと。やりたいと思っても、今のこのグラフの中にある一般事業五百三十億円のほとんどを事実上は国のこの政策連動で使っていると、補助金が出るとかそういう形で。我々、そもそも少ないので、いかに財源を増やすかというと、補助金が出るとレバレッジが掛かるわけなので、それを活用したいというか、せざるを得なくなる。となると、その補助要綱に従った事業をやるというようなことになって、本当に自由になるものというのは少ないです。
 最初、私が知事に当選をしたときには、言われたのが、知事、あなたの自由になるお金は年間十億ですと言われまして、変えることができるのは十億ですと。いやいや、そんなことはないだろうと言って私はかなり無理やり変えて、百億ぐらい変えたんですが、それでも相当に大変であります。
 そういう意味で、本当に我々はきゅうきゅうとした中で、箸の上げ下ろしというのはよく言われますけれども、もう本当に文字どおりそういう状況であるというのが現実です。

発言情報

speech_id: 118914290X00220150415_019

発言者: 湯崎英彦

speaker_id: 29022

日付: 2015-04-15

院: 参議院

会議名: 国の統治機構に関する調査会