山崎力の発言 (国の統治機構に関する調査会)

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○会長(山崎力君) 他に御発言はございませんか。──他に御発言もなければ、私、調査会長でありますけれども委員の一人でもありますので、時間が大分本来の時間よりあるようでございますので、一言だけちょっと感想みたいなことを述べさせていただきたいと思います。
 今日、いろいろ本当に皆様方から貴重な御意見、特に参考人の方々からの御意見を踏まえた案が出てきたと思いますが、もうちょっと私の方から申し上げたいのは、国と地方の役割分担のときに、もちろん税制とかそういったことはあるんですけれども、どなたかおっしゃっていましたが、本当に地方分権ということを考えたときに二律背反のことがあるなと思っています。
 それは要するに、本当にやるんだったら、いわゆる立法権それから課税権、これを地方にもっと強くしなければならないと、これはある意味当然。アメリカの州なんかの州税とか。そうすると、州の法律も必要になる。いわゆるそこのところを日本人がというか一般の国民が受け入れられるだろうか。あそこの町ではこういう税金でこのくらいのあれをやっている、ところがうちの方はこうだと、いわゆる、あの町は高福祉高負担、我が町は低福祉低負担という差に、一般の住民の方が受け入れられるだろうかということをどう捉えるかというのが一つ皆様方からのお話で印象になりました。
 それから、今、もう一つ、制度論からいって、国の方以上に、地方の主体となるべき自治体の議員の方々の活動というのが、先ほどもお話出ましたように、まさに、何というんでしょう、低投票率あるいは無投票。もちろん、真逆に考えて、無投票があるというのはみんな満足している証拠だと、本当に文句があるんだったら誰か異議申立てするだろうと。しかも、ひどい話がといいますか、定数割れの議会まである、手を挙げれば必ず当選するのに出てくる方がいらっしゃらない。
 これは明らかに制度の問題なんだろうか、住民の方々の意識の問題なんだろうかと考えたときに、制度ではなかなか説明できないということがここまで来ると言えるんじゃないかなという気がしまして、そういった意味で、非常にある意味、少子化の問題も含めて、我々の民主主義体制が知らない間に危機的なものになっているのではないのかなというふうに今私思っているところでございます。
 もちろん、皆様方のおっしゃられたことの意義というもの、参考人の方々の専門家としての知識、本当に、昔、私もそういった関係の市町村合併その他やって関係したときのことを考えて、思い出しながら、ああ、そうだった、こうだったというのはありますけれども、今、最後、ちょっと偉そうな形で言わせていただきましたけれども、そういったところもあるんではないのかなというのが皆様方の御意見を伺った私個人の感想でございます。
 済みません、ちょっと時間をいただきました。
 よろしゅうございますね。
 それでは、委員間の意見交換は終了いたしました。
 委員各位からは貴重な御意見をいただきまして、誠にありがとうございました。本日の御意見も含め、これまでの調査の論点を整理し、各理事とも御相談の上、中間報告書を作成してまいりたいと存じます。
 本日はこれにて散会いたします。
   午後二時二十分散会

発言情報

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発言者: 山崎力

speaker_id: 7476

日付: 2015-05-20

院: 参議院

会議名: 国の統治機構に関する調査会