河野博文の発言 (国際経済・外交に関する調査会)
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○参考人(河野博文君) ありがとうございます。
おっしゃるように、LNGは比較的供給源が多様化しております。私ども、先ほどのシェールの例で申しますと、将来のことをにらんでカナダに投資をさせていただいておりますが、もちろん、カタールが世界で最初に輸出したのは日本でございますし、そのときにかつての石油公団が日本の企業に対して債務保証したという歴史がございます。現在、カタールに次ぐ大きな勢力は豪州でございますけど、豪州のLNGプロジェクトについても投資あるいは債務保証をさせていただいているという状況にございます。
そういう中で、ロシアですけれども、実はロシアは、天然ガスではなくて恐縮なんですけれども、資源が非常に豊富な国でございまして、私どもはグラスルーツでイルクーツクに参りまして、東シベリアの石油を本当にグラスルーツからやりましてようやく掘り当てまして、現在、ロシア企業とジョイントベンチャーでやっております。
しかし、遡るとサハリン1、2というナショナルプロジェクトがございまして、これのうちのたしかサハリン2の方は天然ガスを日本に持ち込んでいるという状況にあろうかと思います。サハリン1については、石油は持ち込んでおりますんですけれども、天然ガスをどのように処理するか、商売をするかというのは実はまだ当事者の間で議論のあるところのようでございまして、これを当初エクソンモービルは何とかパイプラインで日本に運べないだろうかということを議論したことがあるように聞いておりますけれども、今はそういう構想では必ずしもないのと、ロシア側の株主あるいは政権側がこのガスを誰にどのように扱わせるかという点についても若干の議論があるように聞いておりますので、これを何によって、どういう方法によって持ってくることができるかというのは、まだ私にとっては正直言ってよく見えていないところでございます。
しかし、ポテンシャルとして、北米のシェール革命に端を発します世界のエネルギーの流れの変化の中で、ロシアはアジアに石油のみならず天然ガスを大いに売りたいと、今まで西に流していたものを東に流したいという強い意欲はあるように私には見えるわけでございまして、現在ウクライナの問題もございますけれども、ロシアがそういう気持ちを持っているときに日本の企業が資源の確保をするということは一つの可能性だなというふうに思っております。
ちょっと方法論につきましては、これはパイプラインというものについて日本の買手がどういうふうに判断するか、あるいは誰がどういう投資をするかというリスクの問題、様々ありますので、どちらがいいということを今ここで、私の知識では申し上げかねるというところでございます。
ありがとうございます。