高橋和夫の発言 (国際経済・外交に関する調査会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○参考人(高橋和夫君) もう申し上げることが残っていないんですけれど、私はやはり二之湯議員のおっしゃるように、歴史的な認識は重要だと思います。そして、現地のバランスを壊すということが混乱を招くということも御指摘のとおりだと思います。
 ただ、じゃ、フセインの独裁が良かったのかということに関しては、もちろん現在のスンニ派地域の混乱を見て非常に残念に思うところではありますけれど、しかしイラク北部のクルド人はフセインを倒したことは絶対良かったというふうに、少なくても二割の人は思っています。六割のシーア派はどう思っているかというと、やはりフセインを倒して良かったと思っているわけです。もちろん、みっともないから、アメリカありがとうなんて思っていても言いませんけれど、イラクの大半の人はやっぱり独裁を倒して良かったと思っているんだと私は信じています。
 ただ、残念ながら、スンニ派地域がこれだけ混乱しますとイラクの安定というものはないわけで、バランスを保つのがいいのか、あるいは壊した後の混乱を引き受けるのがいいのか、なかなかそれは前もってどちらがいいとは言いにくいなと思います。ただ、これを言うと非常に日本のメディアでも学会でも評判は悪いんですけれど、私はイラク人のマジョリティーはアメリカに感謝していると思います。

発言情報

speech_id: 118914305X00520150513_011

発言者: 高橋和夫

speaker_id: 16204

日付: 2015-05-13

院: 参議院

会議名: 国際経済・外交に関する調査会