内田聖子の発言 (国際経済・外交に関する調査会)
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○参考人(内田聖子君) 一点目の件ですけれども、アメリカの中では、政府は交渉を早く妥結したいので、様々な側面から、TPPはいいよということや、さっき紹介した、これはアメリカがイニシアチブを取るために必要だという、様々なアピール活動をUSTR、それからオバマ大統領自身も、もうずっとこの間、特に今年明けて以降はありとあらゆるアピール合戦をしているわけですね。その中で先ほど紹介した発言が出てきて、この発言だけではなくて、少し前からそのような安全保障と一体論というんでしょうかね、出てきています。
ただ、元々はやはりこの問題は、貿易と安全保障というのは別問題ですので、私は分けて議論するべきだと思いますし、率直に申し上げて、雇用が増えるとかいろんなメリットを次々とオバマさんがアピールしても、それは国内からすれば即座に反論されて、もう切るカードがなくなるという中で、いやもうやはり安全保障にも重要だというふうな言わば苦し紛れのアピールというふうな面が強いと思っています。
AIIBなどに関してのコメントについては、もちろん中国との関係を日本はきっちりと付けていかなければいけないと思うんですが、やはりTPPというもの、枠組み自体が、中国の側から見ればどのように映るのかということは我々きちっと認識をしておくべきだと思います。
アメリカにとってみればTPPはもちろん対中国の戦略として位置付けられていますので、そこに日本が入っていて、中国も今後TPPに入るのかは分かりませんけれども、やはり私は、日本という国はやっぱりアメリカと一緒になっていろんな面で進めていくんだなというふうに認識されているんじゃないかと思うので、まずはいろいろ、歴史認識も含めてきちんとした外交関係を中国と取り戻していくということが必要だと思います。
それから二点目なんですが、これはISDに限らず、絶対TPPで問題だという点という御理解でよろしいでしょうか。