森屋宏の発言 (国土交通委員会)

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○森屋宏君 今の東洋ゴムさんの問題を捉えて全てを語るということは、私はこれはいけないなというふうに思いますけれども、この国土交通委員会におきまして、昨年来、いろいろな分野で機会を持ってお話をさせていただいていますけれども、私は、我が国において、特にこの公共事業を担うような人材について、人材力が公共もあるいは民間も非常に落ちているんじゃないかなというふうな危惧をしている一人であります。
 何度もこれはお話をさせていただいておりますけれども、私も県会議員を四期させていただいて、その時代はどういう時代であったかといいますと、二〇〇〇年の地方分権一括法の行政改革大綱、こういうことを含めて、現場の人たちを、地方の公務員を削減をしてきた。これはどういう削減の仕方をしてきたかといいますと、もう既に働いている皆さん方をリストラすることは公的な場面ではできませんので、新規の職員の皆さん方を削減をしてきたわけであります。それも、それぞれの地方公共団体において、各分野に配分を、仕事の中身というものを精査した中で人員を削減をしていければ、新規の採用を抑制していければよかったわけですけれども、一律に削減をしてきた姿というものを十年以上にわたって見てまいりました。
 二〇〇五年には国が新地方行革指針というものを立てて、全国一律、純減として五年間で四・六%の目標を挙げたわけでありますけれども、現実的には、五年をたってみますと、都道府県では五・三%の削減、政令指定都市にとっては九・四%の削減、市町村は八・六%というふうに、国の目標を大きく上回る削減を達成をしたわけであります。
 その中で、私は多くの意味で、技術力というか、一般的にはもうちょっと大きな意味で人間力、人材力というものが本当に継承されずに落ちてしまった、これが今日、いろんな意味で行政におきましても民間におきましてもいろいろな問題を今提起しているんじゃないかなというふうに思います。改めて、このことをやっぱり私たちは、地方の実情というものを常に見詰めながらいろいろな議論を進めていかなければいけないというふうに思います。
 今回のこのような重大な事案が起きますと、どうしても国はある意味での事務手続のあるいは検査の厳格化というふうなことを図り、ひいては、それが地方においてはまたいろいろな部署において仕事量が増えるということも起きかねないというふうに危惧しているところであります。是非、そうしたことにもならないように配慮をいただきたいというふうに思います。
 人材力が落ちているというふうなことも含めて、実は前回、次の質問させていただきますけれども、予算審査の折に大臣に対しまして質問をする予定のものができませんでしたので、改めて今日、このところをさせていただきたいと思います。
 国、地方の施策を整合性を図ってほしいというふうなことで、国は、まち・ひと・しごと創生というふうなことで地方の自立的な地方人口ビジョンでありますとか総合政策を二十七年度中に立てなさいよというふうなことを言っているわけであります。今盛んに、いろいろな国の提示するビッグデータ等を駆使して地方ではそれぞれのアイデアを図っている、計画を立てられているというふうに思っています。
 そういう意味で、国土交通に関する地方の施策という意味では、昨年来、太田大臣が明確にコンパクト・プラス・ネットワークというふうに、我が国の目指すべき姿、国土像あるいは地方のそれぞれの姿というものをお話をしていただいているところであります。先月行われました地方統一選挙において、幾つかの選挙区に入って応援演説させていただきました。候補の皆さん方が、選挙の中の訴えの中で、コンパクトとかネットワークということをもう既におっしゃるんですね。これだけ大臣の発信力というのは非常に効果もあるし、国民に対する、あるいは地方に対する要するに影響力は大きいなというふうに私は思っております。
 そんな中で、国の示しているこの進むべき道というもの、方向性というものと、あるいは今回、今年それぞれの地方の公共団体において作ろうとしている計画あるいは戦略との整合性というのをやっぱりどういうふうに図っていくのか、あるいは国がどういうふうにリードしていくのかというところを是非大臣にお聞きをしたいというふうに思います。

発言情報

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発言者: 森屋宏

speaker_id: 14132

日付: 2015-05-14

院: 参議院

会議名: 国土交通委員会