早川英男の発言 (国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会)

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○参考人(早川英男君) まず、一般的にどういうことをやっていくかということについては、先ほどちょっとお答えしましたように、もちろん規制緩和とかそういうのは大事なんですけれども、やっぱり社会保障改革というところが非常に大きなテーマになりますので、それは単に歳出削減だけだととても大変だと思いますので、いかにしてあの分野の生産性を上げるようなことをやっていくかというのが非常に大きなテーマになってこようかと思っています。
 もう一つ、実は今、出口の話というのは、僕はやっぱり何といっても、とにかく財政の維持可能性をマーケットの人に信じてもらうのが最大のテーマであって、それがかなうのであれば、あとは僕は日銀は何とかしてくれると、僕はかなりその彼らの腕前については比較的楽観していますので、それはできると思っていますけれども、その大前提が崩れたら、さっきの話じゃありませんけど、どうしたらいいですかと言っても、なかなかどうしようもないというのが答えであるので、それはまさにこの夏に向かって、もうあと半年もない間に、これは政府だけじゃなくて立法府も含めて、どういうことを議論されていくかというのが非常に大きなテーマになってくると思っています。
 と同時に、もう一つは、これは岩田さんのお話にもありましたように、要するに、いずれにしましても日本銀行は非常に大きな赤字を抱えることは間違いありません。現行法では恐らく想定されていないわけですけれども、それにどういうふうに対応するかというのはあらかじめ決めておく必要があって、あらかじめ決めておくためにも、先ほど来お二方からお話がありましたように、日銀自身が、じゃ、どれぐらいの赤字が出るかというのをちゃんと言わないと立法府の方々にお考えいただくことすらできないので、それは当然、数字を計算しているはずですから、示すべきであると思っています。
 ちなみに、一点申し上げておくと、日本の赤字は断トツにでかいです。なぜかというと、アメリカは最初に買い始めた頃の長期金利はかなり高かったです。したがって、リターンも結構あります。それからもう一点は、アメリカはMBSといって住宅ローン証券を買いました。あれは物すごく値下がりしているときに買ったので、あれは物すごくもうかります。したがって、オール・イン・オールで考えると本当に損するかどうか疑わしいぐらいですが、日本の場合はほとんど国債である上に、それが利回りが物すごく低いところで買いましたので、損失規模は断トツにでかいということを申し上げておきたいと思います。
 以上です。

発言情報

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発言者: 早川英男

speaker_id: 26671

日付: 2015-02-25

院: 参議院

会議名: 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会