2015-03-04
参議院
若田部昌澄
国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会
若田部昌澄の発言 (国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会)
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○参考人(若田部昌澄君) ありがとうございます。
バブル以降の経済政策が誤りであったというのは、私もそのとおりだと思います。ただ、それを新自由主義という言い方で概括していいのかどうかについて私は多少まだ確信が持てないということだと思いますが、バブル以降の政策で何が間違っていたのかということを申し上げるならば、やはりバブル以降やるべきだったのは、まず最初に資産価格が下がる、そしてそれが一般価格の下落へとつながっていく、その過程で需要が縮小していくという中においては、まず取るべきだった政策というのは、財政と金融政策を一体となってこれは拡張的に運営していくという下支えがまずは必ず必要だったというふうに思います。ただ、それが財政と金融の側の拡張の度合いであるとか、あるいは拡張のタイミングというのがかなりずれていたというのはそのとおりでございまして、この点に関しては、私はやはり失敗があったというふうに考えております。
ただ、それ以上に、例えば規制の緩和であるとか民営化であるというところがどれぐらいの効果があったのかなかったのかというのは、これはいろいろと議論があるところではございますが、私が考えるところでは、適切なマクロ経済政策の支えがあるところにおいては、そこから先はやはり、これは経済成長の天井と我々は申し上げていますが、潜在成長率を上げなければいけないというところに課題が移ってきます。
そうなりますと、そのときに何が有効なのかというのを、経済学の理論、そしていろいろな実証というのを見ますと、やはり民間部門ができるだけ主体となって、それがその経済の成長率を上げていくということに尽きるのかなということです。その過程で政府にも非常に重要な役割があるというふうには思います。
例えば、規制の緩和と申し上げても、規制のどこを緩和するのか。規制を緩和すると、今度はもっと規制を強化しなければいけない部分もあるというふうなことがあると思います。あるいは、インフラというふうに一言で言いましても、これは教育というような非常に重要なインフラもございます。ですので、そういった部分についてはやはりめり張りのある政府のサポートというのが必要であるというふうには考えます。
以上、お答えになったかどうか分かりませんが、私の考えは以上のとおりでございます。