麻生太郎の発言 (財政金融委員会)
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○国務大臣(麻生太郎君) これは少々長くなるかもしれませんけれども、高橋という人は、これは御存じのように民政党じゃありませんから、この人は。我々が民主党の人に大蔵大臣頼んだみたいなことをやっておるわけですよね、簡単なことを言えば、この時代に。
犬養さんのときに、彼は政友会の総裁、かつ元日本銀行総裁、元内閣総理大臣、大蔵大臣でもあったけれども、この人を呼んできて任すということで一任されて、彼は受けたんだと思うんですけれども。
そしてその後、高橋是清が政友会のときに、御存じのように血盟団事件が起きて、血盟団の、内閣で井上準之助、時のあれが暗殺。そしてその後、五・一五事件で、たしかあのときは犬養毅も暗殺ということに多分なったんだと記憶しますけれども、その後、斎藤実内閣になって、またもう一回高橋は大蔵大臣を引き受けさせられて、その後、引き続いて、あれは二・二六ですから、岡田啓介内閣のときにもう一回また大蔵大臣ということを任命されるんですが、このときに高橋是清は暗殺されるということになったんですが、何で暗殺されたかと、そこが一番問題である。
私に言わせると、この人は、なった最初、犬養毅内閣でなったときにはデフレにはデフレ対策でごわすと言って、徹底して、日銀に乗り込んで行って、財務省に登庁する前に日銀に行って、金の兌換を停止、円は暴落というようなことをやるでしょう。結果として、いわゆるデフレ対策を徹底して彼はやって成功するわけですよ。
少なくとも、世界のウォール・ストリート・ジャーナルに今次不況を世界で最初に脱出したのは日本と、当時のウォール・ストリートに書かれた記事が残っていますから、それを見て丸々パクって使ったのがフランクリン・ルーズベルトという民主党のいわゆる大統領候補ですよ。それでニューディールという名前の風呂敷紙に包んで高橋是清のをそっくりアメリカでやって成功したんですよ、間違いなく。
しかし、高橋の偉いのは、それで景気が良くなったらインフレになってきたわけですよ。そのときにもう一回内閣総理大臣に言われて、岡田内閣のときに。そのときには、インフレにはインフレ対策でごわすと言って、今度は支出をばさばさ切ったんですよ。一番切られたのは軍事費ですよ。陸軍省が一番切られた。だから陸軍省に暗殺されたんですよ。
だから、そういったようなものはきちんとどこかで、経済が回復してきた段階できちっと政策を、デフレからインフレに変わったら、それは当然のこととして、日本銀行としてインフレ対策に政策なりを財務省と一緒になって変えるのはそれは当然だと、私はそう思います。