佐藤隆文の発言 (財政金融委員会)

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○参考人(佐藤隆文君) 先ほども申し上げましたように、私ども上場審査に関わった者といたしまして、御指摘の点、重く受け止めているところでございますし、また、私どもの業務自身に不十分な点はなかったかという点を振り返ったわけでございますけれども。
 御指摘いただきましたように、例えば、典型的には東証一部、二部あるいはジャスダックなどの場合には、審査基準の一つとして、今後において安定的に利益を計上することができる合理的な見込みがあることと、この点のチェック項目がございまして、これが、マザーズの場合ですと、成長のための事業計画とそれを実行するための事業基盤があることと、こういったふうにちょっと変わっていますけれども、こういった審査基準がございます。
 こういった基準に基づきまして、上場審査のプロセスの中では、当該申請企業が属している業界、産業の動向であるとか市場規模の盛衰、あるいはグローバルな視点でのライバル企業の評価と分析、また、これらを踏まえたマーケティングというのが十分な深度で行われていたのかどうか、あるいは楽観的とも思われる前提条件に基づいて業績予想を策定していたのではないかと、こういった可能性があるというふうに思っております。
 こういった点につきまして、上場審査では、業績予想が十分合理的な前提条件に基づいて策定されているかという点につきまして、私どもができる範囲で可能な限りの確認を行いまして、その時点では上場を拒むほどの明確かつ強い不安材料というのは認められませんでしたので、上場をお認めしたということでございます。
 私ども、常日頃考えておりますけれども、業績予想というのは、精度の高い業績予想を立てるには相当高いエクスパティーズが求められるものだろうというふうに思っておりますし、また、個別企業で対応するにはちょっと限界があるような大きな情勢の変化、特にグローバル市場での大きな変化といったこともございますので、結果として当初の予想から一定の乖離が生ずるというのはある程度やむを得ない面もあるかというふうに思っておりますが、業績予想を合理的な根拠に基づいて職業的な慎重さを持って十分に保守的な積み上げを行ったかどうか、その根拠をかつ丁寧に開示しているかどうか、この点が重要であると思っておりまして、こういった認識の下に先ほど御紹介させていただきました私どもの対応をまとめたということでございます。

発言情報

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発言者: 佐藤隆文

speaker_id: 981

日付: 2015-05-26

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会