伊藤隆敏の発言 (財政金融委員会)

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○参考人(伊藤隆敏君) 河合参考人がおっしゃられたことはそのとおりなので、それに補完する形でお話しすると、やはり規模という面では、ADBが全て面倒を見るわけではなくて、ADBが触媒となって民間をいかに巻き込むかというところが重要だと思うんですね。これまでの三十年、四十年の開発の流れというのは、公的な機関が全部やるというところから、いかに民間の知恵あるいは民間の資金を利用するかというふうに流れてきて、今や世銀はほとんど、ナレッジバンクといって、知識を提供するだけでプロジェクトにお金を出すのはメーンではないというようなところまで来ていますので、やはりいかに民間が自主的に参加して運営して、それでそれを最終的には公的な機関に渡していくかという、ビルド・オペレート・アンド・トランスファーといったようなことを活用していくかということが重要であると。いわゆるパブリック・プライベート・パートナーシップ、PPPといった言葉に表されていることだと思います。
 したがって、そういう意味では、ADBも、もちろん資金力を持って参加できるところは参加して資金を提供するということもあるんですが、それ以上に重要なのが、知識を提供する、あるいは大きなリスク、民間では負えないような大きなリスクの部分を負担するといったような方向に行くべきであり、必ずしも資金の多寡によってその重要性が決まるということではないというふうに理解しています。

発言情報

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発言者: 伊藤隆敏

speaker_id: 33015

日付: 2015-05-28

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会