伊藤隆敏の発言 (財政金融委員会)
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○参考人(伊藤隆敏君) 三問聞かれたわけですけれども、最初の中国が金融技術の知識を持っているかということですが、これは、藤巻先生も行って授業をされたそうですけれども、もうあらゆるところからエキスパートを呼んで授業をやってもらったり、それから、中国人自身が今大量に留学していますから、コロンビア大学でも、本当にキャンパスを歩いていると中国語が飛び交っていて、ビジネススクールでも中国人が最大の留学生のブロックになっているということで、これはもう、五年、十年といわず、非常に早い時期に中国人のスタッフの金融技術は高いものになるというふうに思います。
それから二番目、メリットがあるのか。私はないと思います。日本企業にプロジェクトが落ちるかといったらそんなことはなくて、これは、普通に考えれば入札で決めて、今はADBの入札でも日本企業は一%も取れていないわけですので、これは、日本企業がもうちょっと頑張らなければAIIBでも取れないというふうに思います。
それから三番目ですけれども、起債するとすれば多分ドルで起債して、貸付けが人民元になるかドルになるか分かりませんけれども、そこから出発するのだとは思いますけれども、今の人民元国際化に懸ける情熱というのは物すごく強いですから、いずれ人民元で起債し、これはもうイギリスが喜んで協力すると思いますが、それで人民元で貸し付けて、事実上の人民元圏をつくるということになるのではないかというふうに予想いたします。