河合正弘の発言 (財政金融委員会)
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○参考人(河合正弘君) ADBをこれからますます強くしていくということは、私も非常に重要なことだと思いますので、それはもう全面的に賛成でございます。
ADBに対して途上国からいろいろ、コンプレイントといいますか、物事の進み方が結構時間が掛かる、自分たちのプランとなかなか合わないとか、いろんなやはりコンプレイントがありますので、そういったものをやはり十分吸収してADB自体がもっと効率化していく、そして本当に途上国のためになるような国際機関にもっともっとしていくということと、将来的にはやはり増資、これも必要なのではないかなというふうに思っております。
その一方、おっしゃいましたように、中国という国がこれからどういう国になっていくのか。我々としては、やはり中国はいい国になってほしいと。いい国といいますか、やはり我々と同じような価値観を共有するような国になっていってほしいと。そのために日本なんかも、日本だけではないですけれども、いろんな形でやはり支援といいますか、サポートできるところはどんどんやっていくべきではないかと思います。
そして、私の最初のプレゼンテーションでも申し上げましたが、中国の意図はもう明々白々で、身勝手なことをやるという御意見が多数派だったように思いますけれども、もしそうであるならば、おっしゃったように、AIIBには参加しないでADBとAIIBの協調をもっと進めていく、そして世銀とAIIBの協調も進めていってAIIBがなるべくいい国際機関になっていく、そしてそれを通じて中国自体も変わっていくというような方向に行くのがいいのではないのかなというふうに思います。
ただ、万が一中国が、万が一といいますか、中国が本当に、自分たちの国益も追求するけれども、同時にAIIBを通じてやることは相当な程度公共財を提供するものであって、それは日本の関心とも非常に交わるところがあるというのであれば、AIIBに加盟することを必ずしも否定する必要はないのかなというふうには思います。
以上でございます。