河合正弘の発言 (財政金融委員会)
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○参考人(河合正弘君) ADBにおける日本企業の落札率は、先ほど伊藤参考人も言われましたように、〇・数%でしかないということで、私が理解する限りは、日本企業の価格競争力がやはりないということで、大きな受注をする国は、中国の企業は結構受注をしていまして、インドなども受注をしている、日本はなかなかできないと。ですから、日本の場合は、質は追求するけれどもなかなか価格のところで勝てないということなんですけれども。ただ、日本企業自身が落札しなくても、落札した企業はいろんなものをまたほかの企業から購入したりしなくてはいけませんので、そこのところもやはり重要だと思うんですね。
AIIBに入らないことで日本企業は排除されるかというと、どうもそうではないようです、加盟国でなくても入札はオープンにするというふうに言っているわけですけれども。ただ、入っていないと、情報ですね、これからどういうインフラのプロジェクトのパイプラインが造られていくか、そして、こういうインフラができるときには一体どういう企業のビジネスになるかといったような情報がいち早く入ってきにくいという問題はあるかと思います。
日本がAIIBに入るメリットで、伊藤参考人はメリットはないというふうに言われたんですけれども、ただ、途上国の中には、やはり日本に是非入ってほしいという、途上国はもう大半がそのようですね。やはり中国の影響力、中国の発言力というのが非常に強いので、それを何とかバランスしてほしいというような声はよく聞きます。
ただ、日本としては、そのために入るということも、それは一つの要因になるかもしれませんが、先ほども申し上げましたように、やはり日本と中国が価値観を共有できて、AIIBに日本も入ることでアジアの経済発展のためになる、そしてこれが経済的な繁栄と安定の基礎になるという大きな意味で、日本も、そういう意味では公共財を提供して、そして日本は信頼できる国だと思ってもらえるというようなメリットがあるとすれば、それはやはり入る価値は十分あるものと思います。