黒田東彦の発言 (財政金融委員会)
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○参考人(黒田東彦君) 御承知のとおり、金融市場は、中国株価の下落などを背景にいたしましてかなり振れが大きい状況が続いております。ただ、世界経済自体は、一部になお緩慢さを残しつつも、先進国を中心に緩やかに回復しておりまして、先行きも先進国を中心に緩やかな回復が続くというふうに見ております。また、我が国経済につきましても緩やかな回復が続いており、企業収益が既往最高水準となるなど、ファンダメンタルズはしっかりとしていると思います。
ただ、原油価格の下落を通じまして、現在、足下の生鮮食品を除く消費者物価の前年比はゼロ%程度で推移しているわけでございますが、物価の基調は着実に高まっておりまして、今後も高まっていくというふうに見ております。こうした下で、生鮮食品を除く消費者物価の前年比は、物価安定の目標である二%に向けて上昇率を高めていくと考えております。
二%に達する時期につきましては二〇一六年度前半頃になると予想しておりますけれども、原油価格の動向によって多少前後する可能性はございます。