森山裕の発言 (農林水産委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○国務大臣(森山裕君) 今週の日曜日から月曜日にかけまして、奈良県を縦断する形で農林関係の現場を見させていただきました。また、月曜日には堀井委員にも御同行をいただきまして、大変ありがとうございました。
 今回の視察では、まず見させていただきましたのは、高品質なかぶせ茶をフランスにも輸出をしておられるお茶農家の方のお話を聞かせていただきました。フランスでデザインをされた容器に詰めて輸出をやっておられるということで、まさに文化としての輸出なんだなということを改めて思うことでございました。
 また、日本一の柿の産地であります五條市におきましては、高品質な柿の長期出荷体制を確立をしておられまして、若い人たちがかなり柿農家として就農しておられるという話を伺い、また、今年は既に香港等にも輸出の実績を積み重ねておられまして、また、柿を栽培しておられる現場は、農作物を作るには大変条件の厳しいところだなというところに柿の園地がありますので、それぞれの地域に適した御努力をなさっているんだなということを改めて思うことでございました。
 また、食の担い手、いわゆるシェフを養成するとともに、六次産業化の研修拠点として、奈良県の農業大学校をなら食と農の魅力創造国際大学に改組しておられる事例も見させていただきまして、自分たちの地域にある大和野菜を中心に、どうフランス料理と日本食を融合させていくのかということにシェフの皆さんが取り組んでおられるという現場も見させていただきまして、今後の新しい方向の一つではないのかなというふうに思うことでございました。
 また、中山間地では、行政と地域が一体となりまして、薬用作物の生産振興を通じて六次化に取り組んでおられる現場も見させていただきましたが、もう今から千五百年ちょっと前になるんでしょうか、その頃から薬草があったと言われる地域でございますので、そこの土地が持っている歴史というのは本当に大事なことなんだなというふうに思いましたし、まさに農業というのは土壌との関係が非常に深いんだろうなというふうに思うことでございましたが、ここが県と市と農家の皆さんと一体的にやっておられる取組というのは評価ができるというふうに思うことでございました。
 また、奈良県は特に女性の皆さんの活躍が非常に著しいところでありますし、農業従事者が増加傾向にあるということも、私にとりましては視察をさせていただいて大変力強く思うことでございました。
 あと、伝統的な林業地であります吉野・十津川を訪れさせていただきまして、川上から川下まで、高性能林業機械を用いた伐採の現場や、地域材を利用した中学校の校舎や、災害から地域を守る治山の現場などを視察させていただいて、関係の皆さんの御努力に頭の下がる思いでございました。
 また、この十津川村は、十津川の森林組合が中心になって、自分たちの材というのは非常にいいものだということを立証するために、それぞれの材の強度とかあるいは水分の含有率とかというものをきちっと測って、それを明示しながら、工務店と連携をして十津川産材を販売しておられるという努力は本当にすばらしい取組だなというふうに思うことでございました。
 今後とも、いろんな現場を見させていただきまして、いい事例を横展開をさせていただくということが大事なことだなというふうに思いますし、改めて、農業、林業というのは、それぞれの地域の特性を生かした政策をしっかりやるということが大事なことだなということを今回の視察で改めて認識をしたところであります。

発言情報

speech_id: 118915007X00120151209_017

発言者: 森山裕

speaker_id: 18970

日付: 2015-12-09

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会