馬場成志の発言 (農林水産委員会)
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○馬場成志君 自民党の馬場成志でございます。
今日は、大臣始め政府の皆さん方には朝から衆議院の方でもあっておるということで、もう本当にお疲れのところだというふうに思いますが、ただ、私も院内の放送で質問を聞かせていただいておりまして、一々野党の質問の中でもうなずくところがあったというふうに思っております。
そういった中でありますので、まず、TPPにつきましてお尋ねをしたいというふうに思います。
来週予定される日米首脳会談を前に、TPPについては閣僚レベルの日米交渉が行われました。自動車の関税と米の輸入が焦点になっていると報道されています。米の輸入については、主食用米と加工用米を合わせて二十一万五千トンの追加を要求との数字まで報道されておりますが、確認させていただきたい。このことだけではなくて、全体について確認させていただきたいというふうに思います。
最初に、秘密保持の件について伺いたいと思います。
TPPは、その合意内容によっては我が国の農林水産業に深刻な打撃を与え、地域経済社会の崩壊を招くとともに、国民生活に大きな影響を与えることが懸念されるものであって、本来であれば国民的議論が十分行われた中で合意がなされるべきところであります。少なくとも、国民の代表である国会議員には十分に情報提供がなされるべきものであります。TPP協定交渉参加に関する衆参の農林水産委員会決議においても、交渉によって収集した情報については国会に速やかに報告すべきことが盛り込まれています。
情報提供の議論になると、政府はこれまで秘密保持契約による制約を説明してきましたけれども、一方でアメリカでは、USTRのホームページに国会議員による交渉テキストの閲覧が可能という記載があることを認めています。西村内閣府副大臣も当委員会で、米国政府に照会したところ、USTRのホームページに記載された内容のとおりであって、それ以上でもそれ以下でもないとの回答であったと記憶しております。もし、アメリカでは議会におけるチェックを十分に受けた上で政府がTPP交渉に当たって、我が国では国会への情報提供が不十分なまま政府が交渉に臨むということであれば、極めて不公平な交渉過程と言わざるを得ません。
国会による承認についても、既に実質的にチェック済みの内容を確認するアメリカと、初めて提示された内容を一からチェックしなければならない我が国とでは、その意味合いは全く異なるものになってしまいます。そもそも、TPP交渉参加国として秘密保持契約を結び、交渉内容を外部に漏らしてはならないという義務を負っているはずであります。その義務に違反してアメリカ議会への情報提供を行っているとすれば、その不誠実な交渉姿勢が追及されるべきであって、合意内容云々という以前の問題ともなりかねません。甘利大臣も、勝手に交渉内容を開示すると退場命令が来るという危険性があるとの答弁をされています。
答弁のとおりだとは思いますが、そもそもアメリカは、日本より先にTPP交渉参加国として名を連ねておるわけでありますから、日本がTPP交渉に参加する際には、このような条件を突き付けた側だというふうに思います。日本の方がこれを受け身で中に入っていったんだというふうに思っています。もし、守られていない事実があるとするならば、こちらも開示するということよりも、この交渉自体を蹴飛ばしていいんじゃないかというふうに思いますが、西村副大臣の見解を聞かせていただきたいと思います。