関英昭の発言 (農林水産委員会)
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○参考人(関英昭君) 今の山田先生のお考えにかなり共感します。基本的なことをおっしゃっていただいた。それがとても私の考えていることと近いと思います。
御質問は二点ありましたね。
職能組合か地域組合か。またテンニースの一覧表に戻ります。場所のゲマインシャフトの性格があるとすれば、これは地域組合なんです。准組合員のことでもちょっとお話ししましたが、その地域に住んでいる人たちみんなの組合なんです。なぜ同じ地域に住んでいる人が組合の施設を利用してはいけないのか、そんな議論をする余地がないほど、みんなの組合なんですね。病気になればやはり厚生連の病院にみんながお世話になる、僕はそれ地域の在り方だと思っています。
ただ、残念ながら、協同組合はゲゼルシャフトの影響も受けていますから、どうしても功利性や利益を出さなきゃいけないというその精神も入ってくる。したがって、協同組合が一番難しいのは、ゲマインシャフトのその価値観とゲゼルシャフトの要求、このバランスをどう取るかが一番難しい。したがって、職能組合に陥りやすいところもあります。だけど、地域組合で頑張らなきゃいけないところもある。僕は両方の性格があると思っています。
それから、政府の関与の在り方、あるいは政府にお願いしたいことは、もう少し協同組合が日本の社会資本としてとても重要であるということを認識していただきたい。協同組合はまだまだ完璧じゃありません。まだまだこれからも成長していかなきゃいけない。したがって、農協や生協が大きくなったからちょっと規制しなきゃいけないのかということであれば、もう少し温かい目で見る必要があると思っています。
独禁法や税法の適用除外あるいは優遇措置というのは、やはりまだ意味があります。いずれは恐らくイコールフッティングしていかざるを得ないと思います。ドイツの場合はそうなっています。だけど、日本の協同組合の歴史はまだ百年そこそこですから、もう少し温かい目で育成するということを考えていただきたい。
お隣の韓国が協同組合基本法ができました。これでいろんな協同組合の設立が可能になりました。日本は限られた協同組合しか設立できません。法人法定主義の限界です。
そこで、先ほども申しましたけど、協同組合基本法ないしそういった統一協同組合法に近いような法制度を整備していただくことで、小規模の協同組合設立がもっと活発になるようなことも考えていただきたいと、そう思っています。