関靖直の発言 (文教科学委員会)
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○政府参考人(関靖直君) 今お話のございました日本工業規格JISA3301、木造校舎の構造設計標準でございますが、これは安全で比較的質の良い木造校舎を造りやすくするため、教室等と廊下を組み合わせましたユニットの構造法を示しまして、このユニットを一定のルールでブロックのように組み合わせることによりまして木造校舎の計画、設計ができるよう昭和三十一年に制定したものでございます。
しかしながら、昨今、木材利用の促進の機運が高まる中で、木造建築物の技術開発の進化や近年の学校施設に求められる機能の変化などに対応していない、そういう状況にありましたので、この度五十九年ぶりに全面改正をしたところでございます。
主な改正内容といたしましては、例えば荷重条件の設定などにつきまして現行の建築基準法令との整合を図る、また現在の木造建築におきまして一般的に用いられている材料や工法を採用するというような内容がございます。
また、特にユニットの形状につきまして、これまでは廊下の片側に沿って教室等を配置した片廊下型、この一種類のみを設定しておりましたが、これに加えまして、廊下と一体となったオープンスペース型や廊下の両側に教室等を配置した中廊下型、そして大部屋型を加えまして、ユニットの多様性を図るということで、グループ学習や少人数学習等の多様な形態による学習活動にも対応できる校舎の整備が可能となるようにしたところでございます。
これによりまして、先ほどお話のございましたように、木造校舎の設計経験のない技術者でも比較的容易に機能的で安全かつ経済的な木造校舎の設計が可能となるということから木造校舎の整備が促進されるものと期待をしておりまして、今回の改正の考え方や留意事項などを取りまとめた解説書も作成、配付をいたしまして講習会などを通じて広く活用されるように努めてまいりたいと思っております。