神本美恵子の発言 (文教科学委員会)

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○神本美恵子君 一つの自治体の中で、少なくとも全ての自治体の中で一つはつくってほしいというような、そういう方向性が示されたんですけれども、今そういう制度化しないとどうしてもできないことは何かということもお聞きしたかったんですが、先ほど二之湯委員の質問に答えられましたので、そこはちょっと飛ばしたいと思うんですけれども。
 やはり一つの選択肢としてこの形がつくられると、自治体の中に義務教育学校と従来の小学校、中学校、そのままの学校とが存在する場合があるわけですよね。今もそうですけれども。そうなると、例えば中高一貫教育を行う中等教育学校ではやはり受験エリート校化するんではないかというようなことで、制度導入のときに衆参両院で附帯決議が付けられておりました。受験エリート校化や学校間格差を助長することがないようにとか、受験競争の低年齢化を招くことがないようにとの附帯決議がなされておりましたけれども、実際には、御承知のように、中等教育学校や中高一貫の学校ではそういうことが起きている、あるいは東京に特に顕著に現れているというふうに聞いておりますけれども、出ている。
 今回の義務教育学校の制度についても、それ自体はそういうことを目指しているわけではもちろんないでしょうけれども、全国学力テストや特に学校選択制と結び付いたときにエリート校化する懸念はないのか。あるいは、義務教育学校がエリート校化して、選択制になって、そこにそういう人たちが集中していく、こうなると、義務教育、小学校、中学校の段階で学校間序列が付いたり格差ができたりする。
 特に、施設一体型の学校が一つの自治体の中にできた場合に、そこは恐らく施設一体の新しい校舎を造るでしょうし、立派な校舎が多分できるでしょう。そうなると、やっぱりあの学校に行きたいというふうになって、これは制度的には就学指定をするというふうになっていますが、学校選択制が導入された場合にはそこが崩れていくというような懸念があるんですけれども、それについて、エリート校化しないという制度設計あるいは運用上の留意点について具体的にお示しをいただきたいと思います。

発言情報

speech_id: 118915104X01220150609_028

発言者: 神本美恵子

speaker_id: 20014

日付: 2015-06-09

院: 参議院

会議名: 文教科学委員会