有田芳生の発言 (北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会)
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○有田芳生君 民主党・新緑風会の有田芳生です。
今日は、日朝協議の現状と問題点についてお尋ねしたいと考えております。
昨年の五月にストックホルム合意が結ばれて、七月に北朝鮮に特別調査委員会が発足をし、調査が始められたと伝えられましてからもう一年以上が経過をしました。残念ながら、結果として成果が得られていないということ、どこから打開していけばいいのか、その点を中心にしてお尋ねしたいというふうに思います。
昨年、ストックホルム合意が結ばれたときに安倍首相はこう語りました。全面解決の第一歩となることを期待していますと。それから一年がたって、例えば日本の報道機関ですと、ストックホルム合意から一年目に当たる今年の五月二十九日にNHKが解説を放送しました。その結論だけを御紹介いたしますと、拉致問題などを解決する枠組みができたことは重要です、この枠組みを壊してしまっては元も子もありませんとNHKの解説委員が発言をいたしました。
一方で、外務省に対して、非常に厳しい批判が渦巻いているというのはちょっと大げさかも分かりませんけれども、外務省に対する批判というものがあることもまた事実です、成果がないじゃないかと。
例えば、ジャーナリストの櫻井よしこさんは今年の八月一日号の週刊ダイヤモンドでこう語っておられます。外務省は北朝鮮外交でも大失敗を犯している、その後に、一年が過ぎた今、何の成果もない。何の成果もないから、外務省は北朝鮮外交においても大失敗なんだと、櫻井よしこさんは厳しい評論をなさっておられます。
私は、そういう意見をこれまで何度も耳にしたときに非常に疑問を感じております。どういう思いかといいますと、外務省は安倍首相を始めとした官邸の指示を無視をして一方的な交渉をやるんだろうか、官邸の指示があったからこそ外務省は現場で努力をされていると思うんですが、果たしてそこのところ、外務省が独自に交渉しているから大失敗をしているというような認識、私は批判的なんですけれども、岸田外務大臣、どのようにお考えですか。官邸の指示があって具体的に外務省は交渉をされているんじゃないんでしょうか。