室井邦彦の発言 (本会議)
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○室井邦彦君 維新の党の室井でございます。
会派を代表いたしまして、ただいま議題となっております参議院の選挙制度改革に関する公職選挙法改正案につきまして質問をさせていただきます。
参議院の選挙区選挙における一票の較差は、昭和二十二年の参議院議員選挙法制定当初は二・六二倍でありました。しかし、その後、人口異動等により拡大をし、平成六年以降、較差是正を図るための公職選挙法改正が行われてきたものの、五倍前後を推移し、現在は四・七五倍となっております。
こうした較差の状況や累次の最高裁判所の判決等にも鑑み、平成二十四年のいわゆる四増四減の公職選挙法改正が行われる際に、その附則において、平成二十八年に行われる参議院の通常選挙に向けて、参議院の在り方、選挙区間における議員一人当たりの人口の較差の是正等を考慮しつつ選挙制度の抜本的な見直しについて検討を行い、結論を得るものとするとの検討規定が設けられました。
これを受けて、平成二十五年九月以降、正副議長及び各会派の代表により構成される選挙制度の改革に関する検討会及びその下に設置された選挙制度協議会において選挙制度の抜本的な見直しに関する検討を進めてまいりました。この検討の過程においては、各会派から、ブロック単位の選挙区制の導入や奇数配当区の導入を始めとする様々な選挙制度改革案が提案をされました。我々も、平成二十六年六月二十六日の選挙制度協議会におきまして、議員定数を現行から一割削減をして合計二百十八名とするとともに、選挙区選出議員の選挙区を全国十一ブロックに改めることを内容とする選挙制度改革案を提示をしておりました。
しかし、選挙制度の改革に関する検討会等においては、残念ながら各会派が一致する成案を得られず、五月末に検討会等における協議は一区切りとされたところであります。
その後、各会派内及び会派間における協議の結果、今回の公職選挙法改正案が提出をされました。これまでブロック単位の選挙区制の導入を提唱していた会派もありましたが、最終的に提出された法律案はいずれも合区を内容としたものであります。
我々のように、本来はブロック単位の選挙区制の導入を主張していた会派が、今回、合区を内容とする法律案を提出するに至った背景には、平成二十八年通常選挙までに選挙制度の改革を是非とも行わなければならないという強い決意があり、その上で、各会派において重い決断がなされたものと思っております。
そこで、代表して維新の党の発議者に、法律案の提出に至る検討の経過と、なぜ今回は四県二合区を含む十増十減を内容とする法律案を提出することとしたのか、考え方をお伺いをいたします。
次に、今回導入される合区について、特に四県二合区を含む十増十減案に関して質問をいたします。
この案においては、鳥取県及び島根県選挙区と徳島県及び高知県選挙区の二合区を設けることとしております。ここで合区の対象となっているのは、四十七都道府県のうち、最も人口が少ない方から四県であります。一方で、一票の較差の更なる是正を図るためには、この四県に限定せず、より多くの県を対象として合区を設けるべきだと、こういう主張も存在しております。
そこで、今回提出されている案において、合区の対象をこれらの四県に絞った理由と、もし、合区の対象を二十県十合区案のように徳島県の次に人口の少ない都道府県である福井県などに拡大することとなる場合、何らかの問題が生ずるおそれがあるのか、発議者の見解をお伺いいたします。
また、四県二合区を含む十増十減案においては、改正後の最大較差が二・九七四倍となります。平成二十六年十一月二十六日の最高裁判所の判決においては、選挙当日の最大較差が四・七七倍であった平成二十五年の通常選挙における投票価値の不均衡について違憲状態であるとの判断が下されているところであります。今回の改正後の較差の状況が最高裁判所判決の趣旨に沿うものであるか、発議者の認識をお伺いをいたします。
最後に、今後の選挙制度の見直しについて質問をいたします。
四県二合区を含む十増十減案には、平成二十四年改正公職選挙法と同様に、附則第七条として、平成三十一年に行われる参議院議員の通常選挙に向けて、参議院の在り方を踏まえて、選挙区間における議員一人当たりの人口の較差の是正を考慮しつつ選挙制度の抜本的な見直しについて引き続き検討を行い、必ず結論を得るものとするとの検討条項が付加されました。
この検討条項は、今後、選挙制度の抜本的な見直しについて、参議院の在り方や果たすべき機能も含めて検討を進め、改革を更に前進させようという本院の決意を表明するものであると考えます。
そこで、この検討条項をどのような思いを持って付すこととしたのか、また、今後の参議院選挙制度改革に関する検討の在り方と方向性について発議者の認識をお伺いをいたします。
以上で質問を終わらせていただきます。
御清聴ありがとうございました。(拍手)
〔清水貴之君登壇〕